MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第32回 臨床工学技士国家試験 午前 第87問

生体物性第32回午前

第32回 臨床工学技士国家試験 午前 第87問(生体物性)の正答は 1 です。メラニンは紫外光を強く吸収し(a)、紫外光は波長が長いUVAほど深部へ届き(b)、水は赤外光をよく吸収する(c)。

問題
生体の光学的特性について正しいのはどれか。 a.メラニンは可視光よりも紫外光をよく吸収する。 b.紫外光は波長が長いほど皮膚深部に到達する。 c.水は可視光よりも赤外光をよく吸収する。 d.可視光は皮膚表面でほとんど反射する。 e.ヘモグロビンによる可視光の吸収は赤外光に比べ小さい。
  1. 1. a、b、c
  2. 2. a、b、e
  3. 3. a、d、e
  4. 4. b、c、d
  5. 5. c、d、e

正答:1番

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解説
■ 正答:1番 — a、b、c

メラニンは紫外光を強く吸収し(a)、紫外光は波長が長いUVAほど深部へ届き(b)、水は赤外光をよく吸収する(c)。よって正しいのはa・b・c→1番。


【各選択肢の解説】

a. メラニンは可視光よりも紫外光をよく吸収する。 ✅ 正しい。メラニンは紫外部の吸収が大きく、遮光・日焼けに働く。

b. 紫外光は波長が長いほど皮膚深部に到達する。 ✅ 正しい。UVA(長波長)はUVB(短波長)より真皮深部まで届く。

c. 水は可視光よりも赤外光をよく吸収する。 ✅ 正しい。水は赤外域の吸収が大きい(可視光はよく透過)。

d. 可視光は皮膚表面でほとんど反射する。 ❌ 誤り。可視光は皮膚内部へ散乱・透過する(一部のみ反射)。

e. ヘモグロビンによる可視光の吸収は赤外光に比べ小さい。 ❌ 誤り。ヘモグロビンは可視域(青緑)の吸収が大きく、赤外域では小さい。

よって正しいのはa・b・c → 1番。

1. a、b、c ✅ / 2. a、b、e ❌ / 3. a、d、e ❌ / 4. b、c、d ❌ / 5. c、d、e ❌

【試験対策ポイント】

・生体の光学窓(治療窓):600〜1200 nm付近。ヘモグロビン・水の吸収が小さく光が深部へ届く。
・波長が長いほど散乱が減り深部へ到達(UVA>UVB、近赤外は深い)。
・パルスオキシメータ:酸素化Hbと還元Hbの660 nm(赤)/940 nm(赤外)での吸光度差を利用する。

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