第32回 臨床工学技士国家試験 午前 第88問
第32回 臨床工学技士国家試験 午前 第88問(医用材料)の正答は 3 です。濾過滅菌はフィルタで微生物を物理的に除去する方法、乾熱滅菌は高温の乾燥空気で処理する方法で、十分な高温ではエンドトキシン(発熱性物質)も分解できる。
- 1. a、b
- 2. a、e
- 3. b、c ✓
- 4. c、d
- 5. d、e
正答:3番
初回正答率 50%参考値
16人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
濾過滅菌はフィルタで微生物を物理的に除去する方法、乾熱滅菌は高温の乾燥空気で処理する方法で、十分な高温ではエンドトキシン(発熱性物質)も分解できる。
【各選択肢の解説】
a.EOG 滅菌は室温で行われる。
❌ 誤り。正しくは加温・加湿のもと(一般に約40〜60℃)で行う。高圧蒸気より低温なので熱に弱い器材に使う。
b.濾過滅菌は微生物を除去する。
✅ 正しい。孔径0.2 µm程度のメンブレンフィルタで微生物をこし取る。加熱できない液体に用いる。
c.乾熱滅菌はエンドトキシンを無毒化する。
✅ 正しい。エンドトキシンは高圧蒸気滅菌では失活しにくいが、約250℃の乾熱で分解され無毒化される。
d.電子線滅菌はγ 線滅菌より透過性が高い。
❌ 誤り。正しくは電子線の方が透過性が低い。そのため厚い物や梱包の大きい物にはγ線を使う。
e.高圧蒸気滅菌は血清に使用できる。
❌ 誤り。正しくは高温で血清のタンパク質が変性するため使えない。血清は濾過滅菌する。
❌ 誤り。aが誤った記述。正しくはb・c。
❌ 誤り。a・eとも誤った記述。正しくはb・c。
✅ 正しい。どちらも正しい記述(=正答)。
❌ 誤り。dが誤った記述。正しくはb・c。
❌ 誤り。d・eとも誤った記述。正しくはb・c。
【試験対策ポイント】
| 滅菌法 | 温度 | 向くもの・注意 |
|---|---|---|
| 高圧蒸気 | 121℃など | 耐熱・耐湿の器材。タンパク質は変性 |
| 乾熱 | 160℃以上 | ガラス・金属。高温でエンドトキシン分解 |
| EOG | 約40〜60℃ | 熱に弱い器材。残留ガスの除去(エアレーション)が必要 |
| γ線・電子線 | 常温 | 使い捨て器材。透過性はγ線>電子線 |
| 濾過 | 常温 | 加熱できない液体 |
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