MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第32回 臨床工学技士国家試験 午後 第10問

外科学第32回午後

第32回 臨床工学技士国家試験 午後 第10問(外科学)の正答は 2 です。創傷治癒は炎症相→増殖相→成熟相(再構築期)と進む。

問題
創傷治癒の過程について正しいのはどれか。
  1. 1. 成熟相(組織再構築期)は受傷直後〜3 日間の時期でみられる。
  2. 2. 増殖相には肉芽組織が形成される。
  3. 3. 上皮細胞はコラーゲンを産生する。
  4. 4. 線維芽細胞は分裂し扁平化しシート状に結合して創部を覆いつくす。
  5. 5. 炎症相にはコラーゲン線維の再構築により瘢痕組織が形成される。

正答:2番

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解説
■ 正答:2番 — 増殖相には肉芽組織が形成される

創傷治癒は炎症相→増殖相→成熟相(再構築期)と進む。増殖相では線維芽細胞・新生血管・コラーゲンからなる肉芽組織が形成される。


【各選択肢の解説】

1. 成熟相(組織再構築期)は受傷直後〜3日間の時期でみられる
❌ 誤り。受傷直後〜数日は炎症相。成熟相は数週〜数か月後の再構築期。
2. 増殖相には肉芽組織が形成される
✅ 正しい。線維芽細胞・新生血管・コラーゲンで肉芽組織が形成される。
3. 上皮細胞はコラーゲンを産生する
❌ 誤り。コラーゲンを産生するのは線維芽細胞。上皮細胞は創面を覆う(上皮化)。
4. 線維芽細胞は分裂し扁平化しシート状に結合して創部を覆いつくす
❌ 誤り。創面をシート状に覆う(上皮化)のは上皮細胞。線維芽細胞はコラーゲンを産生する。
5. 炎症相にはコラーゲン線維の再構築により瘢痕組織が形成される
❌ 誤り。瘢痕(コラーゲン再構築)は成熟相。炎症相は止血・炎症細胞浸潤の時期。

【試験対策ポイント】

創傷治癒3相:①炎症相(〜数日、止血・好中球/マクロファージ)②増殖相(肉芽形成・血管新生・上皮化、線維芽細胞がコラーゲン産生)③成熟相(数週〜、コラーゲン再構築・瘢痕)。コラーゲン=線維芽細胞、被覆=上皮細胞。

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