第32回 臨床工学技士国家試験 午後 第11問
第32回 臨床工学技士国家試験 午後 第11問(感染症)の正答は 3 です。抗結核薬は薬ごとに「この薬ならこの副作用」という対応で覚える。
- 1. a、b、c
- 2. a、b、e
- 3. a、d、e ✓
- 4. b、c、d
- 5. c、d、e
正答:3番
初回正答率 50%参考値
16人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
抗結核薬は薬ごとに「この薬ならこの副作用」という対応で覚える。INH=末梢神経炎、KM(アミノグリコシド系)=第Ⅷ脳神経障害による難聴、EB=視神経炎による視力障害が正しい組合せである。
【各選択肢の解説】
a.イソニアジド(INH)― 末梢神経炎
✅ 正しい。INHはビタミンB6(ピリドキシン)の働きを妨げるため末梢神経炎を起こす。予防にビタミンB6を併用することがある。肝障害も重要な副作用である。
b.ピラジナミド(PZA)― 心筋炎
❌ 誤り。正しくはPZAの代表的な副作用は肝障害と高尿酸血症(関節痛・痛風発作)である。
c.リファンピシン(RFP)― 髄膜炎
❌ 誤り。正しくはRFPの代表的な副作用は肝障害で、尿・汗・涙などが橙赤色に着色する。肝の薬物代謝酵素を誘導し、他の薬の効果を弱める相互作用も多い。
d.カナマイシン(KM)― 難聴
✅ 正しい。アミノグリコシド系で、内耳毒性(第Ⅷ脳神経障害)による難聴・めまいと腎障害を起こす。ストレプトマイシンも同じ系統である。
e.エタンブトール(EB)― 視力障害
✅ 正しい。視神経炎により視力低下・視野障害・色覚異常が起こるため、投与中は視力検査を行う。
❌ 誤り。b・cの組合せが誤り。正しくはa・d・eの組合せ。
❌ 誤り。bのPZAは心筋炎でなく肝障害・高尿酸血症。正しくはa・d・eの組合せ。
✅ 正しい。3つとも薬と副作用の対応が合っている(=正答)。
❌ 誤り。b・cが誤り。正しくはa・d・eの組合せ。
❌ 誤り。cのRFPは髄膜炎でなく肝障害。正しくはa・d・eの組合せ。
【試験対策ポイント】
| 薬 | 代表的な副作用 |
|---|---|
| INH | 末梢神経炎(ビタミンB6欠乏)・肝障害 |
| RFP | 肝障害・体液の橙赤色着色・薬物相互作用 |
| PZA | 肝障害・高尿酸血症 |
| EB | 視神経炎(視力障害) |
| SM・KM | 第Ⅷ脳神経障害(難聴・めまい)・腎障害 |
この問題でつまずいた範囲は、ME国試ノート「臨床医学総論」でまとめて復習できます。臓器系別(循環・呼吸・腎・感染ほか)の臨床医学を国試の粒度で整理。赤シート・覚えたチェック・印刷に対応。
▶ 「臨床医学総論」第7章を開く(買い切り850円)- 📚9年分・1,620問をスマホでそのまま演習
- 🎯間違えた問題だけ自動でピックアップして復習
- 📈正答率と苦手な科目をグラフで可視化