MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第32回 臨床工学技士国家試験 午後 第14問

循環器系第32回午後

第32回 臨床工学技士国家試験 午後 第14問(循環器系)の正答は 5 です。カテーテルアブレーションは、頻脈の原因となる異常な伝導路(回路)や興奮の起源を焼いて断つ治療である。

問題
カテーテルアブレーションの適応とならないのはどれか。
  1. 1. 心房細動
  2. 2. 心室頻拍
  3. 3. 上室性頻拍
  4. 4. WPW 症候群
  5. 5. Brugada 症候群 ✓

正答:5番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 93.8%参考値

16人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:5番 — Brugada 症候群

カテーテルアブレーションは、頻脈の原因となる異常な伝導路(回路)や興奮の起源を焼いて断つ治療である。Brugada症候群はNaチャネルなどの異常による心室細動の病気で、突然死の予防の中心は植込み型除細動器(ICD)であり、アブレーションの一般的な適応とはされない。


【各選択肢の解説】

1. 心房細動
❌ 誤り。正しくは適応となる。肺静脈からの異常興奮が引き金になるため、肺静脈を電気的に隔離する肺静脈隔離術を行う。
2. 心室頻拍
❌ 誤り。正しくは適応となる。心筋梗塞後の瘢痕周囲の回路や、特発性心室頻拍の起源を焼灼する。
3. 上室性頻拍
❌ 誤り。正しくは適応となる。房室結節リエントリー性頻拍などはアブレーションで高い根治率が得られる。
4. WPW 症候群
❌ 誤り。正しくは適応となる。心房と心室をつなぐ副伝導路(Kent束)を焼灼して根治できる。
5. Brugada 症候群
✅ 正しい(=正答)。適応とならない。問題になるのは心室細動による突然死で、その予防の標準治療はICDである。アブレーションは一部の施設で試みられているが、一般的な適応とはされていない。

【試験対策ポイント】

疾患主な治療
WPW症候群・上室性頻拍アブレーション(根治)
心房細動薬物+アブレーション(肺静脈隔離)
心室頻拍アブレーション・ICD
Brugada症候群ICD(高リスク例の突然死の予防)
QT延長症候群β遮断薬など薬物療法・誘因の回避(高リスク例はICD)
  • アブレーションは「焼く標的(回路・起源)が定まる頻脈」が対象。遺伝性の不整脈(Brugada症候群・QT延長症候群)は一般的な適応ではない
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