MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第32回 臨床工学技士国家試験 午後 第27問

生体電気・磁気計測第32回午後

第32回 臨床工学技士国家試験 午後 第27問(生体電気・磁気計測)の正答は 3 です。誘発電位は刺激に対して起こる小さな反応で、背景の脳波に埋もれるため加算平均で取り出す。

問題
脳波計測で電位変化の最も小さいのはどれか。
  1. 1. 睡眠脳波電位
  2. 2. 覚醒時脳波電位
  3. 3. 聴性脳幹誘発電位 ✓
  4. 4. 体性感覚誘発電位
  5. 5. 視覚誘発電位

正答:3番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。答えはアプリの学習記録に残ります(登録不要) — 弱点分析・成績グラフはアプリで
この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 46.7%参考値

15人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:3番 — 聴性脳幹誘発電位

誘発電位は刺激に対して起こる小さな反応で、背景の脳波に埋もれるため加算平均で取り出す。中でも聴性脳幹誘発電位(ABR)は、頭皮から遠い脳幹で発生するため振幅が約1 μV以下と最も小さく、1,000回以上の加算が必要になる。


【各選択肢の解説】

1. 睡眠脳波電位
❌ 誤り。正しくは睡眠脳波は数十μVで、深い睡眠の徐波(δ波)では100 μVを超えることもあり、誘発電位よりずっと大きい。
2. 覚醒時脳波電位
❌ 誤り。正しくは覚醒時の脳波(α波など)は数十μVで、誘発電位より大きい。
3. 聴性脳幹誘発電位
✅ 正しい(=正答)。振幅は約0.1〜1 μVで、選択肢の中で最も小さい。
4. 体性感覚誘発電位
❌ 誤り。正しくは数μV程度で、ABRより大きい。大脳皮質の感覚野で発生する成分を頭皮上で記録する。
5. 視覚誘発電位
❌ 誤り。正しくは数μV〜十数μV程度で、ABRより大きい。後頭部の視覚野で発生する成分を記録する。

【試験対策ポイント】

電位の大きさ:脳波(数十μV)>視覚・体性感覚誘発電位(数μV)>ABR(1 μV以下)

  • 加算平均:N回加算すると信号はN倍、ランダムな雑音は√N倍になり、SN比は√N倍に改善する
  • ABRは聴力の他覚的検査や脳幹機能の評価に用いる
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ST-Toolbox編集部(医療系国家試験の過去問を解説する現役の医療専門職が運営)が、臨床工学技士国家試験の出題基準と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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