MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第32回 臨床工学技士国家試験 午後 第28問

生体物理・化学現象の計測第32回午後

第32回 臨床工学技士国家試験 午後 第28問(生体物理・化学現象の計測)の正答は 1 です。ダンピングは、カテーテルからトランスデューサまでの圧の伝わりが鈍って波形がなまる(振幅が小さく丸くなる)現象である。

問題
観血式血圧計の波形ダンピングの原因となるのはどれか。 a.回路内への気泡混入 b.カテーテル先端での血栓形成 c.カテーテルの先当り d.ゼロ点調整不良 e.血圧トランスデューサの設置高さの変更
  1. 1. a、b、c ✓
  2. 2. a、b、e
  3. 3. a、d、e
  4. 4. b、c、d
  5. 5. c、d、e

正答:1番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 75%参考値

12人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:1番(a・b・c)

ダンピングは、カテーテルからトランスデューサまでの圧の伝わりが鈍って波形がなまる(振幅が小さく丸くなる)現象である。気泡・血栓・カテーテル先端の壁への当たりが原因になる。ゼロ点や高さのずれは波形の形でなく値全体を平行にずらす誤差であり、ダンピングではない。


【各選択肢の解説】

a.回路内への気泡混入
✅ 正しい。気泡は圧で縮むため圧変化を吸収し、波形がなまる。最も多い原因である。

b.カテーテル先端での血栓形成
✅ 正しい。先端が部分的にふさがり圧の伝達が妨げられる。

c.カテーテルの先当り
✅ 正しい。先端が血管壁に当たって圧が正しく伝わらず、波形が減衰する。

d.ゼロ点調整不良
❌ 誤り。正しくは測定値全体が一定量ずれるゼロ点(オフセット)の誤差で、波形の形は変わらない。

e.血圧トランスデューサの設置高さの変更
❌ 誤り。正しくは心臓の高さとの差の分だけ静水圧が加わるオフセットの誤差である(高く置くと低く、低く置くと高く表示される)。

1. a、b、c
✅ 正しい。3つともダンピングの原因である(=正答)。
2. a、b、e
❌ 誤り。eはオフセットの誤差。正しくはa・b・cの組合せ。
3. a、d、e
❌ 誤り。d・eはオフセットの誤差。正しくはa・b・cの組合せ。
4. b、c、d
❌ 誤り。dはオフセットの誤差。正しくはa・b・cの組合せ。
5. c、d、e
❌ 誤り。d・eはオフセットの誤差。正しくはa・b・cの組合せ。

【試験対策ポイント】

誤差原因波形の変化
ダンピング(過減衰)気泡・血栓・先当り・回路の屈曲なまる(収縮期圧↓・拡張期圧↑)
オフセットゼロ点調整不良・高さのずれ形はそのまま全体が上下にずれる
  • トランスデューサは右心房の高さ(第4肋間・中腋窩線付近)に合わせてゼロ点を取る
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ST-Toolbox編集部(医療系国家試験の過去問を解説する現役の医療専門職が運営)が、臨床工学技士国家試験の出題基準と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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