MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第32回 臨床工学技士国家試験 午後 第28問

生体物理・化学現象の計測第32回午後

第32回 臨床工学技士国家試験 午後 第28問(生体物理・化学現象の計測)の正答は 1 です。観血式血圧測定でのダンピング(波形のなまり・振幅減衰)は、圧の伝達を鈍らせる要因で生じる。

問題
観血式血圧計の波形ダンピングの原因となるのはどれか。 a.回路内への気泡混入 b.カテーテル先端での血栓形成 c.カテーテルの先当り d.ゼロ点調整不良 e.血圧トランスデューサの設置高さの変更
  1. 1. a、b、c
  2. 2. a、b、e
  3. 3. a、d、e
  4. 4. b、c、d
  5. 5. c、d、e

正答:1番

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解説
■ 正答:1番 — a、b、c

観血式血圧測定でのダンピング(波形のなまり・振幅減衰)は、圧の伝達を鈍らせる要因で生じる。気泡混入(a)・血栓形成(b)・カテーテル先当り(c)がこれに当たる。d・eは基線(ゼロ)のずれ=オフセット誤差であってダンピングではない。正しい組合せは1番。


【各選択肢の解説】

a. 回路内への気泡混入
✅ ダンピングの原因。気泡が圧を吸収し波形がなまる。
b. カテーテル先端での血栓形成
✅ 原因。閉塞気味となり圧伝達が鈍る。
c. カテーテルの先当り
✅ 原因。先端が血管壁に当たり圧が正しく伝わらない。
d. ゼロ点調整不良
❌ 誤り。基線(オフセット)の誤差であり、波形のなまり(ダンピング)ではない。
e. 血圧トランスデューサの設置高さの変更
❌ 誤り。静水圧による測定値のオフセットずれで、ダンピングではない。

よってa・b・c → 1番が正答。


【試験対策ポイント】

ダンピング(過減衰)=波形がなまり収縮期↓拡張期↑(振幅減衰)。原因=気泡・血栓・カテーテル先当り・回路のたわみ。一方高さのずれ・ゼロ調整不良=オフセット誤差(波形の形でなく絶対値がずれる)。トランスデューサは心臓(右房)の高さに合わせる。

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