第32回 臨床工学技士国家試験 午後 第29問
医用画像計測第32回午後
第32回 臨床工学技士国家試験 午後 第29問(医用画像計測)の正答は 4 です。サーモグラフは体表から出る赤外線(熱放射)を検出して温度分布を画像にする。
問題
体表面サーモグラフで測定する光の主な波長はどれか。
- 1. 10 nm
- 2. 100 nm
- 3. 1 μm
- 4. 10 μm ✓
- 5. 100 μm
正答:4番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 71.4%参考値
14人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 10 μm
サーモグラフは体表から出る赤外線(熱放射)を検出して温度分布を画像にする。物体が最も強く放射する波長はウィーンの変位則で決まり、体表温度(約310 K)ではピークが約10 μmの遠赤外域になる。
【各選択肢の解説】
計算(ウィーンの変位則):
- λmax × T ≒ 2.9×10⁻³ m·K
- λmax ≒ 2.9×10⁻³ ÷ 310 ≒ 9.4×10⁻⁶ m ≒ 約10 μm
1. 10 nm
❌ 誤り。正しくは10 nmは極端紫外線〜軟X線の領域で、体温の物体はこの波長をほとんど放射しない。
❌ 誤り。正しくは10 nmは極端紫外線〜軟X線の領域で、体温の物体はこの波長をほとんど放射しない。
2. 100 nm
❌ 誤り。正しくは100 nmは紫外線の領域で、体温の物体からの熱放射とは桁が違う。
❌ 誤り。正しくは100 nmは紫外線の領域で、体温の物体からの熱放射とは桁が違う。
3. 1 μm
❌ 誤り。正しくは1 μmは近赤外線で、数千Kの高温物体の放射ピークにあたる。体温の放射ピークはその約10倍長い。
❌ 誤り。正しくは1 μmは近赤外線で、数千Kの高温物体の放射ピークにあたる。体温の放射ピークはその約10倍長い。
4. 10 μm
✅ 正しい(=正答)。体表からの熱放射のピークで、装置は主に8〜14 μm帯を検出する。
✅ 正しい(=正答)。体表からの熱放射のピークで、装置は主に8〜14 μm帯を検出する。
5. 100 μm
❌ 誤り。正しくは100 μmは遠赤外線〜テラヘルツ波の境界付近で、体温の放射ピークより長すぎる。
❌ 誤り。正しくは100 μmは遠赤外線〜テラヘルツ波の境界付近で、体温の放射ピークより長すぎる。
【試験対策ポイント】
- ウィーンの変位則:温度が高いほど放射のピーク波長は短い(λmax ∝ 1/T)
- 体温 ≒ 310 K → 約10 μm(遠赤外)
- サーモグラフは非接触・非侵襲で、体表の温度分布だけを測る(深部の温度は直接測れない)
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