MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第32回 臨床工学技士国家試験 午後 第30問

医用画像計測第32回午後

第32回 臨床工学技士国家試験 午後 第30問(医用画像計測)の正答は 3 です。Mモードは時間分解能が高く心臓弁の速い運動の定量に適する(b)。

問題
超音波診断装置について正しいのはどれか。 a.狭窄部位の高血流速度の測定にはパルス波を用いる。 b.心臓弁運動の定量にはM モードを用いる。 c.組織性状の画像化には高調波が有用である。 d.腹部の画像描出にはセクタ走査が適している。 e.B モード画像描出には連続波を用いる。
  1. 1. a、b
  2. 2. a、e
  3. 3. b、c
  4. 4. c、d
  5. 5. d、e

正答:3番

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解説
■ 正答:3番 — b、c

Mモードは時間分解能が高く心臓弁の速い運動の定量に適する(b)。組織ハーモニック(高調波)イメージングは分解能・コントラストを高め組織性状の描出に有用(c)。高流速測定は連続波ドプラ、腹部はコンベックス、Bモードはパルス波を用いるため他は誤り。正しい組合せは3番。


【各選択肢の解説】

a. 狭窄部位の高血流速度の測定にはパルス波を用いる
❌ 誤り。パルスドプラは折り返し(エイリアシング)で高速測定に限界がある。高流速測定は連続波ドプラ。
b. 心臓弁運動の定量にはMモードを用いる
✅ 正しい。時間分解能が高く、速い弁運動の解析に好適。
c. 組織性状の画像化には高調波が有用である
✅ 正しい。ティッシュハーモニックイメージングで分解能・コントラストが向上する。
d. 腹部の画像描出にはセクタ走査が適している
❌ 誤り。腹部はコンベックス(またはリニア)走査が適する。セクタは肋間の狭い窓の心臓向き。
e. Bモード画像描出には連続波を用いる
❌ 誤り。Bモード(断層像)はパルス波(パルスエコー法)で構成する。

よってb・c → 3番が正答。


【試験対策ポイント】

Mモード=高時間分解能(弁・壁運動)Bモード=パルスエコーで断層像。ドプラ:パルス波=位置特定できるが高速で折り返し/連続波=高流速測定可だが位置特定不可。走査:セクタ=心臓(狭い窓)/コンベックス・リニア=腹部・表在。組織ハーモニックでコントラスト改善。

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