第32回 臨床工学技士国家試験 午後 第31問
第32回 臨床工学技士国家試験 午後 第31問(医用画像計測)の正答は 4 です。RIを使う核医学画像(PET・SPECT)は、体内に投与した放射性医薬品から出るγ線を体外で測る機能画像である。
- 1. a、b
- 2. a、e
- 3. b、c
- 4. c、d ✓
- 5. d、e
正答:4番
初回正答率 72.7%参考値
11人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
RIを使う核医学画像(PET・SPECT)は、体内に投与した放射性医薬品から出るγ線を体外で測る機能画像である。空間分解能はCT・MRIより粗いが、代謝・血流の情報が得られるのが強み。
【各選択肢の解説】
a.α線を測定する。
❌ 誤り。α線は体内で数十µm程度しか進まず体外で検出できない。正しくはγ線を測定する(PETは陽電子消滅で反対向きに出る511 keVのγ線2本を同時計数、SPECTは核種が出す単一のγ線)。
b.空間分解能は1 mm程度である。
❌ 誤り。1 mm程度はCTの水準。正しくは核医学画像の空間分解能は数mm(PET)〜1 cm前後(SPECT)で、CT・MRIより粗い。
c.PETでは腫瘍の存在を検出できる。
✅ 正しい。多くの悪性腫瘍はブドウ糖を盛んに取り込むため、FDGが集積した部位として腫瘍・転移巣を検出できる。
d.PETでは糖代謝の画像が得られる。
✅ 正しい。¹⁸F-FDGはブドウ糖の類似体で、細胞に取り込まれたあと代謝が進まず留まるので、その分布が糖代謝の画像になる。
e.SPECTでは組織線維化の画像が得られる。
❌ 誤り。線維化そのものを描く検査ではない。正しくはSPECTは脳血流・心筋血流などの血流・機能の画像を得る。
❌ 誤り。a(α線でなくγ線)・b(分解能は数mm〜1cm)を含む。正しくは正しい記述はc・dの組合せ。
❌ 誤り。a(α線でなくγ線)・e(SPECTは血流・機能)を含む。正しくは正しい記述はc・dの組合せ。
❌ 誤り。b(分解能は数mm〜1cm)を含む。正しくは正しい記述はc・dの組合せ。
✅ 正しい(=正答)。正しい記述のc・dだけからなる組合せ。
❌ 誤り。e(SPECTは血流・機能)を含む。正しくは正しい記述はc・dの組合せ。
【試験対策ポイント】
| 測る放射線 | 代表的な画像 | |
|---|---|---|
| PET | 陽電子消滅のγ線(511 keV×2本・同時計数) | FDGで糖代謝(腫瘍) |
| SPECT | 核種のγ線(単一光子) | 脳血流・心筋血流 |
| CT | 体外から照射したX線の透過 | 形態(分解能は1 mm以下) |
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