第32回 臨床工学技士国家試験 午後 第31問
医用画像計測第32回午後
第32回 臨床工学技士国家試験 午後 第31問(医用画像計測)の正答は 4 です。核医学画像はγ線を測定する。
問題
ラジオアイソトープ(RI)を用いた医用画像について正しいのはどれか。
a.a 線を測定する。
b.空間分解能は1 mm 程度である。
c.PET では腫瘍の存在を検出できる。
d.PET では糖代謝の画像が得られる。
e.SPECT では組織線維化の画像が得られる。
- 1. a、b
- 2. a、e
- 3. b、c
- 4. c、d ✓
- 5. d、e
正答:4番
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解説
■ 正答:4番 — c、d
核医学画像はγ線を測定する。FDG-PETはブドウ糖類似体を用い、腫瘍の高い糖代謝を画像化して腫瘍の存在を検出できる。よって正しい記述はc・dで、その組合せは4番。
【各選択肢の解説】
a. α線を測定する。→ ❌ 誤り。核医学(PET/SPECT)が検出するのはγ線(PETは消滅放射線511keVのγ線)。α線は体内で吸収され画像化に使えない。
b. 空間分解能は1mm程度である。→ ❌ 誤り。SPECT・PETの空間分解能は数mm〜1cmで、CT・MRIより劣る。1mmは過大。
c. PETでは腫瘍の存在を検出できる。→ ✅ 正しい。FDG-PETは腫瘍への集積から存在・転移を検出する。
d. PETでは糖代謝の画像が得られる。→ ✅ 正しい。18F-FDGはブドウ糖類似体で、糖代謝の亢進部位を描出する。
e. SPECTでは組織線維化の画像が得られる。→ ❌ 誤り。SPECTは血流・機能の画像で、線維化を直接描出する手法ではない。
よって正しい記述はc・d → 選択肢4が正答。
【試験対策ポイント】
核医学の要点:PET=陽電子放出核種(18F-FDG=糖代謝、11C、15O)、消滅γ線を同時計数。SPECT=単光子放出核種(99mTc、201Tl、123I)で血流・機能画像。空間分解能はいずれも数mm〜cmで解剖学的分解能はCT/MRIに劣るが、代謝・機能情報が得られるのが強み。
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