第32回 臨床工学技士国家試験 午後 第32問
各種治療機器第32回午後
第32回 臨床工学技士国家試験 午後 第32問(各種治療機器)の正答は 3 です。二相性除細動器は半導体スイッチで電流の極性を反転させる。
問題
体外式除細動器で正しいのはどれか。
a.二相性波形は半導体スイッチにより極性を反転する。
b.出力パルス幅は2 〜5 ns である。
c.出力端子の一方は接地されている。
d.通電テストには50 X の無誘導抵抗を用いる。
e.心房細動除去にはR 波同期を用いる。
- 1. a、b、c
- 2. a、b、e
- 3. a、d、e ✓
- 4. b、c、d
- 5. c、d、e
正答:3番
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解説
■ 正答:3番 — a、d、e
二相性除細動器は半導体スイッチで電流の極性を反転させる。通電テストは人体を模擬した50Ωの無誘導抵抗で行い、心房細動の除去(同期通電)はR波同期で行う。正しい記述はa・d・eで組合せは3番。
【各選択肢の解説】
a. 二相性波形は半導体スイッチにより極性を反転する。→ ✅ 正しい。Hブリッジ等の半導体スイッチで通電途中に極性を反転させる。
b. 出力パルス幅は2〜5nsである。→ ❌ 誤り。除細動のパルス幅は数〜十数ms(ミリ秒)オーダー。nsは桁違いに短い。
c. 出力端子の一方は接地されている。→ ❌ 誤り。患者へ通電する出力はフローティング(非接地)で、感電・短絡を防ぐ。
d. 通電テストには50Ωの無誘導抵抗を用いる。→ ✅ 正しい。人体インピーダンスを模擬した50Ωの無誘導負荷で出力エネルギーを確認する。
e. 心房細動除去にはR波同期を用いる。→ ✅ 正しい。心房細動・粗動の同期通電はR波同期でT波(受攻期)を避ける。心室細動は非同期。
よって正しい記述はa・d・e → 選択肢3が正答。
【試験対策ポイント】
除細動器:二相性は単相性より低エネルギーで有効(成人体外100〜200J目安)。同期通電(R波同期)=心房細動・粗動・脈ありの心室頻拍。非同期=心室細動・無脈性心室頻拍。出力はフローティング、通電テストは50Ω無誘導抵抗。
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