第32回 臨床工学技士国家試験 午後 第44問
第32回 臨床工学技士国家試験 午後 第44問(医学的基礎)の正答は 3 です。臨床工学技士業務指針(1988年・厚生省)は、生命維持管理装置の運転条件(運転時間・運転速度など設定・変更すべき条件)と監視条件、薬剤・ガスの投与量などについて、書面等により医師の指示を受けるとしている。
- 1. a、b
- 2. a、e
- 3. b、c ✓
- 4. c、d
- 5. d、e
正答:3番
初回正答率 69%参考値
29人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
臨床工学技士業務指針(1988年・厚生省)は、生命維持管理装置の運転条件(運転時間・運転速度など設定・変更すべき条件)と監視条件、薬剤・ガスの投与量などについて、書面等により医師の指示を受けるとしている。人工心肺の血液流量と高気圧酸素治療の加圧時間は、どちらも運転条件である。
【各選択肢の解説】
a.人工呼吸中の吸引による喀痰の除去
❌ 誤り。装置の運転条件の設定・変更ではない。正しくは医師の指示のもとで行う手技で、書面等で運転条件の指示を受ける対象には当たらない。
b.人工心肺装置操作中の血液流量の条件変更
✅ 正しい。血液流量(灌流量)は人工心肺の運転条件そのもので、全身の循環に直結するため、変更には書面等による医師の具体的な指示が必要。
c.高気圧酸素治療中の加圧時間の設定
✅ 正しい。加圧の時間・圧力は高気圧酸素治療装置の運転条件で、設定には書面等による医師の具体的な指示が必要。
d.血液浄化装置先端部(穿刺針)の抜去後の止血処置
❌ 誤り。装置の運転条件の設定・変更ではない。正しくは抜針後に穿刺部を圧迫して止める処置で、書面等で運転条件の指示を受ける対象には当たらない。
e.植込み型心臓ペースメーカへのプログラミングヘッドの設置
❌ 誤り。ヘッドを体表に当てるだけでは条件を設定・変更していない。正しくはペースメーカの設定条件を変える操作をするときに医師の指示が問題になる。
❌ 誤り。a(運転条件ではない)を含む。正しくは書面等による具体的指示が必要なものはb・cの組合せ。
❌ 誤り。a(運転条件ではない)・e(条件の変更ではない)を含む。正しくは書面等による具体的指示が必要なものはb・cの組合せ。
✅ 正しい(=正答)。書面等による具体的指示が必要なもののb・cだけからなる組合せ。
❌ 誤り。d(運転条件ではない)を含む。正しくは書面等による具体的指示が必要なものはb・cの組合せ。
❌ 誤り。d(運転条件ではない)・e(条件の変更ではない)を含む。正しくは書面等による具体的指示が必要なものはb・cの組合せ。
【試験対策ポイント】
- 書面等による医師の具体的な指示=生命維持管理装置の運転条件・監視条件、薬剤・ガスの投与量・方法・時期(臨床工学技士業務指針・1988年)
- 運転条件の例:人工心肺の血液流量・高気圧酸素治療の加圧時間・人工呼吸器の換気条件
- 吸引・止血・ヘッドの設置など、条件を決めない手技・操作は該当しない
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