第32回 臨床工学技士国家試験 午後 第64問
生体物理・化学現象の計測第32回午後
第32回 臨床工学技士国家試験 午後 第64問(生体物理・化学現象の計測)の正答は 5 です。図の読み:波の形(立ち上がり・平坦部・下がり)はほぼ保たれているが、吸気相の谷(基線)が0まで下がらず浮いている。
問題
図のようなカプノグラムを呈する麻酔中の原因はどれか。
- 1. 誤挿管
- 2. 気道狭窄
- 3. 回路リーク
- 4. 自発呼吸の混入
- 5. 二酸化炭素吸収剤の劣化 ✓
正答:5番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 57.1%参考値
14人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:5番 — 二酸化炭素吸収剤の劣化
図の読み:波の形(立ち上がり・平坦部・下がり)はほぼ保たれているが、吸気相の谷(基線)が0まで下がらず浮いている。吸気ガスにCO₂が含まれている=再呼吸のサイン。麻酔回路(循環式)では、呼気のCO₂を除く吸収剤(ソーダライムなど)が劣化すると、CO₂が残ったまま吸気に戻る。
【各選択肢の解説】
1. 誤挿管
❌ 誤り。正しくは、食道挿管では肺から呼気が出ないので、CO₂の波形がほとんど出ない(数呼吸で消える)。
❌ 誤り。正しくは、食道挿管では肺から呼気が出ないので、CO₂の波形がほとんど出ない(数呼吸で消える)。
2. 気道狭窄
❌ 誤り。正しくは、気道狭窄では呼気が出にくく、立ち上がりがゆるやかで平坦部の無い右上がりの波形(シャークフィン型)になる。基線は0に戻る。
❌ 誤り。正しくは、気道狭窄では呼気が出にくく、立ち上がりがゆるやかで平坦部の無い右上がりの波形(シャークフィン型)になる。基線は0に戻る。
3. 回路リーク
❌ 誤り。正しくは、回路から呼気が漏れると採取されるCO₂が減り、波高(呼気終末CO₂)が低下する。基線は浮かない。
❌ 誤り。正しくは、回路から呼気が漏れると採取されるCO₂が減り、波高(呼気終末CO₂)が低下する。基線は浮かない。
4. 自発呼吸の混入
❌ 誤り。正しくは、自発呼吸が混じると平坦部に切れ込み(クラーレ・クレフト)が入る。基線は0に戻る。
❌ 誤り。正しくは、自発呼吸が混じると平坦部に切れ込み(クラーレ・クレフト)が入る。基線は0に戻る。
5. 二酸化炭素吸収剤の劣化
✅ 正しい(=正答)。吸収剤が劣化すると呼気のCO₂が除かれずに吸気側へ戻り、吸気相のCO₂が0にならない。吸収剤を交換すると基線は0に戻る。
✅ 正しい(=正答)。吸収剤が劣化すると呼気のCO₂が除かれずに吸気側へ戻り、吸気相のCO₂が0にならない。吸収剤を交換すると基線は0に戻る。
【試験対策ポイント】
| 波形の特徴 | 考える原因 |
|---|---|
| 吸気相の基線が0に戻らない | 再呼吸(CO₂吸収剤の劣化・呼気弁の不良) |
| 右上がりで平坦部が無い | 気道狭窄・気管支けいれん |
| 平坦部の切れ込み | 自発呼吸の混入 |
| 波形がほとんど出ない | 食道挿管・回路はずれ |
| 波高が低い | 回路リーク・過換気 |
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