第32回 臨床工学技士国家試験 午後 第65問
呼吸療法装置第32回午後
第32回 臨床工学技士国家試験 午後 第65問(呼吸療法装置)の正答は 1 です。加温加湿器で温めて湿らせたガスは、吸気回路を通る間に室温で冷えると、水蒸気が水滴になる(結露)。
問題
人工呼吸器回路ヒータワイヤの役割はどれか。
- 1. 回路内結露を防止する。 ✓
- 2. 回路強度を確保する。
- 3. 病原性微生物の殺菌を行う。
- 4. 室温のガスを体温まで加温する。
- 5. 体温の調節を行う。
正答:1番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 91.3%参考値
23人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1番 — 回路内結露を防止する。
加温加湿器で温めて湿らせたガスは、吸気回路を通る間に室温で冷えると、水蒸気が水滴になる(結露)。ヒータワイヤは回路の中に通した電熱線で、回路内のガスの温度を保ち、結露を防ぐ。加温そのものの主役は加温加湿器のチャンバである。
【各選択肢の解説】
1. 回路内結露を防止する。
✅ 正しい(=正答)。回路内のガス温度が下がらないようにして水滴の発生を抑える。結露水は細菌の温床になり、患者側へ流れ込む・回路の抵抗を増やすなどの問題を起こす。
✅ 正しい(=正答)。回路内のガス温度が下がらないようにして水滴の発生を抑える。結露水は細菌の温床になり、患者側へ流れ込む・回路の抵抗を増やすなどの問題を起こす。
2. 回路強度を確保する。
❌ 誤り。正しくは、回路の強度は回路の材質・構造(蛇腹など)で決まり、ヒータワイヤは加熱のための線である。
❌ 誤り。正しくは、回路の強度は回路の材質・構造(蛇腹など)で決まり、ヒータワイヤは加熱のための線である。
3. 病原性微生物の殺菌を行う。
❌ 誤り。正しくは、ヒータワイヤはガスを体温程度に保つためのもので、殺菌できる温度にはしない。結露を減らすことで細菌が増えにくい環境にはなる。
❌ 誤り。正しくは、ヒータワイヤはガスを体温程度に保つためのもので、殺菌できる温度にはしない。結露を減らすことで細菌が増えにくい環境にはなる。
4. 室温のガスを体温まで加温する。
❌ 誤り。正しくは、ガスを加温・加湿するのは加温加湿器(チャンバ)で、ヒータワイヤは温まったガスの温度が回路内で下がらないように保つ役目である。
❌ 誤り。正しくは、ガスを加温・加湿するのは加温加湿器(チャンバ)で、ヒータワイヤは温まったガスの温度が回路内で下がらないように保つ役目である。
5. 体温の調節を行う。
❌ 誤り。正しくは、ヒータワイヤが温めるのは回路内のガスで、患者の体温を調節する装置ではない。
❌ 誤り。正しくは、ヒータワイヤが温めるのは回路内のガスで、患者の体温を調節する装置ではない。
【試験対策ポイント】
- 気管挿管では上気道(鼻・口)の加温加湿が働かないので、人工的に加温加湿する
- 加温加湿器(チャンバ)=ガスを温めて湿らせる
- ヒータワイヤ=回路内の温度を保ち結露を防ぐ
- 人工鼻(HME)=患者の呼気の熱と水分をためて吸気に戻す。加温加湿器との併用はしない
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