MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第32回 臨床工学技士国家試験 午後 第66問

呼吸療法装置第32回午後

第32回 臨床工学技士国家試験 午後 第66問(呼吸療法装置)の正答は 4 です。CPAP(持続気道陽圧)は自発呼吸のある患者に対し、吸気・呼気を通じて一定の陽圧を気道にかけ続ける方法。

問題
持続性気道陽圧(CPAP)の説明で正しいのはどれか。
  1. 1. 吸気呼気比は一定になる。
  2. 2. 分時換気量は一定になる。
  3. 3. 筋弛緩薬投与が必要になる。
  4. 4. 気道内圧が一定になる。
  5. 5. 高二酸化炭素血症が適応である。

正答:4番

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解説
■ 正答:4番 — 気道内圧が一定になる。

CPAP(持続気道陽圧)は自発呼吸のある患者に対し、吸気・呼気を通じて一定の陽圧を気道にかけ続ける方法。気道内圧が設定値でほぼ一定に保たれ、機能的残気量を増やして酸素化を改善する。よって正答は4番。


【各選択肢の解説】

1. 吸気呼気比は一定になる。
❌ 誤り。呼吸のタイミング・比は患者の自発呼吸に依存し、一定にはならない。
2. 分時換気量は一定になる。
❌ 誤り。換気量は患者の自発呼吸次第で変動する。CPAPは換気を強制しない。
3. 筋弛緩薬投与が必要になる。
❌ 誤り。自発呼吸が前提であり、筋弛緩薬は用いない(むしろ禁忌)。
4. 気道内圧が一定になる。
✅ 正しい。設定した陽圧を持続的にかけ、気道内圧をほぼ一定に保つ。
5. 高二酸化炭素血症が適応である。
❌ 誤り。CPAPは換気補助を行わずCO2を積極的に排出しない。高CO2血症(換気不全)にはPSVなど換気補助が必要。

【試験対策ポイント】

換気モードの整理

モード特徴
CPAP自発呼吸+持続陽圧。換気補助なし。酸素化改善
PSV吸気を圧で補助。自発呼吸が必要
SIMV強制換気+自発呼吸の同期
A/C(CMV)すべて強制換気

CPAPは呼気終末陽圧(PEEP)を自発呼吸下で常時かけるイメージ。閉塞性睡眠時無呼吸(OSAS)にも用いる。

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