第32回 臨床工学技士国家試験 午後 第68問
第32回 臨床工学技士国家試験 午後 第68問(呼吸療法装置)の正答は 3 です。アラームは「危ない状態を確実にとらえ、正常な呼吸では鳴らない」値に置く。
- 1. a、b
- 2. a、e
- 3. b、c ✓
- 4. c、d
- 5. d、e
正答:3番
初回正答率 39.1%参考値
23人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
アラームは「危ない状態を確実にとらえ、正常な呼吸では鳴らない」値に置く。PSV(PS 10・PEEP 5)の成人では、分時換気量の下限2 L/分(低換気の検出)と気道内圧上限40 cmH₂O(設定約15 cmH₂Oより十分上で閉塞・咳などを検出)が適切。
【各選択肢の解説】
a.分時換気量上限 4 L/分
❌ 不適切。成人の安静時の分時換気量は約6 L/分(1回換気量約500 mL×呼吸数12回前後)なので、上限4 L/分では正常な呼吸でも鳴り続ける。正しくは、上限は実際の分時換気量より十分上に置く。
b.分時換気量下限 2 L/分
✅ 適切。普段の値より十分低く、低換気・無呼吸・回路のはずれで換気量が落ちたときにとらえられる。
c.気道内圧上限 40 cmH₂O
✅ 適切。この設定での最高気道内圧は PS+PEEP=約15 cmH₂O。40 cmH₂Oは通常の呼吸では届かず、痰による閉塞・咳・チューブの屈曲などで圧が上がったときに鳴る。
d.呼吸数上限 15 回/分
❌ 不適切。成人の正常な呼吸数は12〜20回/分程度で、上限15回では正常範囲でも鳴る。正しくは、頻呼吸をとらえる値として正常範囲より上(30回/分前後など)に置く。
e.無呼吸時間 120 秒
❌ 不適切。2分間の無呼吸は低酸素の危険が大きく、検出が遅すぎる。正しくは、無呼吸アラームは20秒前後の短い時間に設定する。
❌ 誤り。aが不適切。正しくはb・c。
❌ 誤り。a・eとも不適切。正しくはb・c。
✅ 正しい(=正答)。b・cとも適切な設定。
❌ 誤り。dが不適切。正しくはb・c。
❌ 誤り。d・eとも不適切。正しくはb・c。
【試験対策ポイント】
- 上限アラームは正常値より上、下限アラームは正常値より下に置く(逆に置くと常に鳴る)
- PSVは自発呼吸に頼るモード=無呼吸と低換気のアラームが特に大事
- 気道内圧上限は、設定した最高圧(PS+PEEP)より十分上に置く
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