MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第32回 臨床工学技士国家試験 午後 第68問

呼吸療法装置第32回午後

第32回 臨床工学技士国家試験 午後 第68問(呼吸療法装置)の正答は 3 です。PSV(PS 10・PEEP 5)は自発呼吸を圧で補助するモード。

問題
成人患者でPSV モードにおいて、PS:10 cmH2O、PEEP:5 cmH2O に 設定したとき、アラームの設定として適切なのはどれか。 a.分時換気量上限 4 L/分 b.分時換気量下限 2 L/分 c.気道内圧上限 40 cmH2O d.呼吸数上限 15 回/分 e.無呼吸時間 120 秒
  1. 1. a、b
  2. 2. a、e
  3. 3. b、c
  4. 4. c、d
  5. 5. d、e

正答:3番

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解説
■ 正答:3番 — b、c

PSV(PS 10・PEEP 5)は自発呼吸を圧で補助するモード。アラームは「低換気の検出(分時換気量下限)」と「高圧の検出(気道内圧上限)」を実用的な値に設定するのが適切。b(分時換気量下限2 L/分)とc(気道内圧上限40 cmH2O)が適切で、その組合せは3番。


【各選択肢の解説】

a. 分時換気量上限 4 L/分
❌ 不適切。成人の分時換気量は約5〜8 L/分。上限を4 L/分にすると常時アラームが鳴る(低すぎる)。
b. 分時換気量下限 2 L/分
✅ 適切。低換気(無呼吸・換気量低下)を検出する下限として妥当。
c. 気道内圧上限 40 cmH2O
✅ 適切。PS10+PEEP5=約15 cmH2Oの設定に対し、40 cmH2Oは過膨張・閉塞を検知する上限として妥当。
d. 呼吸数上限 15 回/分
❌ 不適切。成人の正常呼吸数は12〜20回/分。上限15回では正常でもアラームが鳴る。上限は30回程度が実用的。
e. 無呼吸時間 120秒
❌ 不適切。無呼吸アラームは15〜20秒程度で設定する。120秒では発見が遅れ危険。

よって適切なのはb・c → 正答は3番。


【試験対策ポイント】

人工呼吸器アラームの目安(成人)

項目目安
分時換気量下限実測の70〜80%程度
気道内圧上限プラトー+10〜15、概ね35〜40 cmH2O
無呼吸時間15〜20秒
呼吸数上限30回/分前後

アラームは「危険を早く・過剰に鳴らさず」検出できる値に。上限・下限の向きを取り違えない。

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