第32回 臨床工学技士国家試験 午後 第69問
第32回 臨床工学技士国家試験 午後 第69問(体外循環・補助循環)の正答は 4 です。遠心ポンプは羽根車などの回転でできる遠心力で圧を生むポンプ。
- 1. a、b
- 2. a、e
- 3. b、c
- 4. c、d ✓
- 5. d、e
正答:4番
初回正答率 92.9%参考値
14人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
遠心ポンプは羽根車などの回転でできる遠心力で圧を生むポンプ。ローラポンプのようにチューブをしごかないので血液損傷が少なく(c)、出口が閉塞しても回転数で決まる以上の圧にはならないので回路破裂の心配がない(d)。
【各選択肢の解説】
a.流量計は不要である。
❌ 誤り。遠心ポンプは同じ回転数でも、出口側の抵抗(後負荷)や脱血側の条件で流量が変わる。正しくは、実際の流量を知るために流量計が必須である。
b.吸引ポンプに用いることができる。
❌ 誤り。術野から吸引する血液は空気を多く含み、遠心ポンプは空気が入ると空回りして血液を送れなくなる。正しくは、吸引には空気混じりでも引けるローラポンプを用いる。
c.ローラポンプに比べて血液損傷が少ない。
✅ 正しい。チューブを押しつぶして送る仕組みがなく、血球にかかる機械的な力が小さいため溶血が少ない。
d.回路閉塞時に回路破裂の心配がない。
✅ 正しい。出口が閉塞すると流量が0になり、圧は回転数で決まる上限で止まる。ローラポンプは閉塞しても送り続けるので圧が上がり続け、回路破裂の危険がある。
e.空気を送り込む心配がない。
❌ 誤り。大量の空気が入れば空回りして送血が止まるが、少量の気泡は送り出してしまう。正しくは、空気の送り込みに注意が必要で、気泡検知器などで監視する。
❌ 誤り。a・bとも誤った記述。正しくはc・d。
❌ 誤り。a・eとも誤った記述。正しくはc・d。
❌ 誤り。bが誤った記述。正しくはc・d。
✅ 正しい(=正答)。c・dとも正しい記述。
❌ 誤り。eが誤った記述。正しくはc・d。
【試験対策ポイント】
| 項目 | 遠心ポンプ | ローラポンプ |
|---|---|---|
| 送る仕組み | 回転の遠心力(圧を生む) | チューブをしごく(量を送る) |
| 血液損傷 | 少ない | 多い |
| 出口の閉塞 | 流量0・圧は頭打ち | 圧が上がり破裂の危険 |
| 流量 | 流量計で測る | 回転数とチューブ径で決まる |
| 空気 | 大量なら空回り | 混じっても送る(吸引に使える) |
| ポンプ停止時 | 逆流しうる | 圧閉で逆流しない |
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