MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第32回 臨床工学技士国家試験 午後 第70問

体外循環・補助循環第32回午後

第32回 臨床工学技士国家試験 午後 第70問(体外循環・補助循環)の正答は 5 です。外部灌流型膜型肺は、中空糸の外側を血液が流れ、糸の束の間をぬうように流れるので流れが乱れ(二次流が生じ)、膜の表面にできる境界層が薄くなってガス交換の効率が上がる。

問題
外部灌流型膜型肺について誤っているのはどれか。
  1. 1. 中空糸の外側を血液が流れる。
  2. 2. 落差脱血に用いるのに適している。
  3. 3. 内部灌流型膜型肺より圧力損失が小さい。
  4. 4. 内部灌流型膜型肺より多く用いられている。
  5. 5. 血液の流れは層流になる。 ✓

正答:5番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 53.8%参考値

13人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:5番 — 血液の流れは層流になる。

外部灌流型膜型肺は、中空糸の外側を血液が流れ、糸の束の間をぬうように流れるので流れが乱れ(二次流が生じ)、膜の表面にできる境界層が薄くなってガス交換の効率が上がる。「層流になる」は内部灌流型(細い中空糸の中を流れる)の特徴で、誤り。


【各選択肢の解説】

1. 中空糸の外側を血液が流れる。
✅ 正しい。外部灌流型の定義そのもの。中空糸の内側にはガスが流れる。
2. 落差脱血に用いるのに適している。
✅ 正しい。圧力損失が小さいので、ポンプで押さなくても落差(重力)で人工肺に血液を通す回路に組み込める。
3. 内部灌流型膜型肺より圧力損失が小さい。
✅ 正しい。血液は中空糸の外側の広い空間を流れ、細い糸の中を通す内部灌流型より流れの抵抗が小さい。
4. 内部灌流型膜型肺より多く用いられている。
✅ 正しい。ガス交換効率が高く圧力損失が小さいので、現在の人工心肺・ECMOの人工肺は外部灌流型が主流。
5. 血液の流れは層流になる。
❌ 誤り(=正答)。正しくは、外部灌流型では血液が中空糸の間をぬって流れるので流れが乱れ、境界層が薄くなる。層流になりやすいのは細い管の中を流す内部灌流型である。

【試験対策ポイント】

項目外部灌流型内部灌流型
血液の通り道中空糸の外側中空糸の内側
ガスの通り道中空糸の内側中空糸の外側
血液の流れ乱れる(境界層が薄い)層流(境界層が厚い)
ガス交換効率高い低い
圧力損失小さい大きい
現在の使用主流少ない
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