MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第32回 臨床工学技士国家試験 午後 第76問

血液浄化療法装置第32回午後

第32回 臨床工学技士国家試験 午後 第76問(血液浄化療法装置)の正答は 5 です。膜は「何を通して何を止めるか」で孔の大きさが決まる。

問題
最も大きな細孔をもつ分離膜はどれか。
  1. 1. 逆浸透膜
  2. 2. 透析膜
  3. 3. 限外濾過膜
  4. 4. 血漿成分分画膜
  5. 5. 血漿分離膜 ✓

正答:5番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 43.8%参考値

16人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:5番 — 血漿分離膜

膜は「何を通して何を止めるか」で孔の大きさが決まる。血漿分離膜は血球だけを止め、血漿タンパクを含む血漿をすべて通すので、選択肢の中で孔が最も大きい(約0.2〜0.3 μm)。


【各選択肢の解説】

1. 逆浸透膜
❌ 誤り。水だけを通してイオンまで止める膜で、孔は最も小さい。正しくは、透析用水の製造(RO装置)に使う最も緻密な膜。
2. 透析膜
❌ 誤り。尿素などの小分子〜β2-ミクログロブリン程度を通し、アルブミンはほとんど通さない。正しくは、孔はnm(ナノメートル)程度で血漿タンパクを止める大きさ。
3. 限外濾過膜
❌ 誤り。圧力差で水と小さな溶質を通し、タンパクなどの高分子を止める膜。正しくは、孔はnm程度で血漿タンパクを通さない大きさ。
4. 血漿成分分画膜
❌ 誤り。分離した血漿から、アルブミンは通し免疫グロブリン・LDLなどの大分子を止める膜。正しくは、孔は数十nm程度で、血球だけを止める血漿分離膜より小さい。
5. 血漿分離膜
✅ 正しい(=正答)。血球(赤血球・白血球・血小板)だけを止めて血漿をすべて通すため、孔が最も大きい。

【試験対策ポイント】

膜止めるもの孔の大きさ
逆浸透膜イオンまで最小
透析膜・限外濾過膜血漿タンパク(アルブミン)nm程度
血漿成分分画膜免疫グロブリン・LDLなどの大分子数十nm程度
血漿分離膜血球だけ約0.2〜0.3 μm(最大)
  • 二重濾過血漿分離交換法(DFPP)=血漿分離膜で分けた血漿を血漿成分分画膜でさらに分ける
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