第32回 臨床工学技士国家試験 午後 第78問
血液浄化療法装置第32回午後
第32回 臨床工学技士国家試験 午後 第78問(血液浄化療法装置)の正答は 3 です。残腎機能のない維持透析患者(60kg)では、エネルギー約2000 kcal(30〜35 kcal/kg)(b)とリン800 mg(≤800〜1000 mg)(c)が適切。
問題
体重60 kg で残腎機能がない血液透析患者において、1 日あたりの摂取量 で適切なのはどれか。
a.食 塩 12 g
b.エネルギー 2000 kcal
c.リ ン 800 mg
d.カリウム 3000 mg
e.水 2 L
- 1. a、b
- 2. a、e
- 3. b、c ✓
- 4. c、d
- 5. d、e
正答:3番
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解説
■ 正答:3番 — b、c
残腎機能のない維持透析患者(60kg)では、エネルギー約2000 kcal(30〜35 kcal/kg)(b)とリン800 mg(≤800〜1000 mg)(c)が適切。食塩・カリウム・水は過剰。この組合せは3番。
【各選択肢の解説】
a. 食塩 12 g
❌ 不適切。透析患者の食塩は6 g/日未満が目安。12 gは過剰で体液過剰・高血圧を招く。
❌ 不適切。透析患者の食塩は6 g/日未満が目安。12 gは過剰で体液過剰・高血圧を招く。
b. エネルギー 2000 kcal
✅ 適切。30〜35 kcal/kg=60kgで約1800〜2100 kcal。妥当。
✅ 適切。30〜35 kcal/kg=60kgで約1800〜2100 kcal。妥当。
c. リン 800 mg
✅ 適切。高リン血症・異所性石灰化予防のため≤800〜1000 mg/日。妥当。
✅ 適切。高リン血症・異所性石灰化予防のため≤800〜1000 mg/日。妥当。
d. カリウム 3000 mg
❌ 不適切。高カリウム血症(致死性不整脈)予防のため≤2000 mg/日が目安。3000 mgは過剰。
❌ 不適切。高カリウム血症(致死性不整脈)予防のため≤2000 mg/日が目安。3000 mgは過剰。
e. 水 2 L
❌ 不適切。無尿の透析患者では水分は約15 mL/kg=1 L前後に制限。2 Lは過剰。
❌ 不適切。無尿の透析患者では水分は約15 mL/kg=1 L前後に制限。2 Lは過剰。
よって適切なのはb・c → 正答は3番。
【試験対策ポイント】
維持透析患者の食事基準(1日):
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| エネルギー | 30〜35 kcal/kg |
| たんぱく質 | 0.9〜1.2 g/kg |
| 食塩 | 6 g未満 |
| カリウム | 2000 mg以下 |
| リン | たんぱく質(g)×15 mg以下 |
| 水分 | できるだけ少なく(無尿は約15 mL/kg) |
「食塩・カリウム・水・リンは制限、エネルギーは確保」がキーワード。
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