MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第32回 臨床工学技士国家試験 午後 第79問

血液浄化療法装置第32回午後

第32回 臨床工学技士国家試験 午後 第79問(血液浄化療法装置)の正答は 2 です。ダイアライザ内が凝血すると通過抵抗が増え、その手前の動脈側圧が上昇する(a)。

問題
透析用患者監視装置の警報項目とその原因との組合せで正しいのはどれ か。 a.動脈側圧上昇   ダイアライザ内血液凝固 b.静脈側圧上昇   脱血不良 c.透析液圧上昇   給水圧低下 d.気泡混入   返血針脱落 e.漏 血   膜破損
  1. 1. a、b
  2. 2. a、e
  3. 3. b、c
  4. 4. c、d
  5. 5. d、e

正答:2番

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解説
■ 正答:2番 — a、e

ダイアライザ内が凝血すると通過抵抗が増え、その手前の動脈側圧が上昇する(a)。ダイアライザ膜が破損すると血液が透析液側へ漏れ、漏血(リークブラッド)として検知される(e)。この組合せは2番。


【各選択肢の解説】

a. 動脈側圧上昇 ― ダイアライザ内血液凝固
✅ 正しい。ダイアライザ入口(動脈側)の圧が凝血による抵抗増で上昇する。
b. 静脈側圧上昇 ― 脱血不良
❌ 誤り。脱血不良ではポンプ前が強い陰圧になり、静脈側圧はむしろ低下する。静脈側圧上昇の原因は返血側の閉塞・穿刺針位置不良。
c. 透析液圧上昇 ― 給水圧低下
❌ 誤り。給水圧が低下すれば透析液圧は低下する(上昇ではない)。
d. 気泡混入 ― 返血針脱落
❌ 誤り。返血針脱落は静脈圧低下・出血の原因。気泡混入は脱血(動脈)側の接続外れ・空気引き込みで起こる。
e. 漏血 ― 膜破損
✅ 正しい。ダイアライザ膜破損で血液が透析液へ漏れ、漏血センサが検知する。

よって正しい組合せはa・e → 正答は2番。


【試験対策ポイント】

透析監視装置の主な警報

警報主な原因
動脈側圧上昇ダイアライザ凝血・回路屈曲
動脈側圧低下(陰圧増)脱血不良(穿刺針・血管)
静脈側圧上昇返血側閉塞・凝血・針位置不良
静脈側圧低下返血針脱落・回路外れ
気泡(空気)脱血側の空気引き込み
漏血ダイアライザ膜破損
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