第33回 臨床工学技士国家試験 午前 第3問
人体の構造と機能第33回午前
第33回 臨床工学技士国家試験 午前 第3問(人体の構造と機能)の正答は 5 です。酵素はタンパク質でできた生体触媒で、活性が最大になる至適温度がある。
問題
酵素について誤っているのはどれか。
- 1. 基本構造はタンパク質である。
- 2. 一つの酵素は一つの基質に作用する。
- 3. 一つの酵素の活性を最大化するpH がある。
- 4. 生体内化学反応を無理なく進行させる働きをもつ。
- 5. 温度が高いほど酵素の活性は高くなる。 ✓
正答:5番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 71.4%参考値
21人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:5番 — 温度が高いほど酵素の活性は高くなる。
酵素はタンパク質でできた生体触媒で、活性が最大になる至適温度がある。至適温度までは温度とともに反応が速まるが、それを超えるとタンパク質が熱で変性して失活する。「温度が高いほど活性が高い」は誤りである。
【各選択肢の解説】
1. 基本構造はタンパク質である。
✅ 正しい。酵素の本体はタンパク質で、立体構造が活性部位をつくる(触媒作用をもつRNAは例外的な存在)。
✅ 正しい。酵素の本体はタンパク質で、立体構造が活性部位をつくる(触媒作用をもつRNAは例外的な存在)。
2. 一つの酵素は一つの基質に作用する。
✅ 正しい。基質特異性のことで、活性部位の形に合う特定の基質にだけ作用する。
✅ 正しい。基質特異性のことで、活性部位の形に合う特定の基質にだけ作用する。
3. 一つの酵素の活性を最大化するpH がある。
✅ 正しい。至適pHがある。ペプシンは酸性側、トリプシンは弱アルカリ性側で最もよく働く。
✅ 正しい。至適pHがある。ペプシンは酸性側、トリプシンは弱アルカリ性側で最もよく働く。
4. 生体内化学反応を無理なく進行させる働きをもつ。
✅ 正しい。触媒として活性化エネルギーを下げ、体温・常圧という穏やかな条件で反応を進める。
✅ 正しい。触媒として活性化エネルギーを下げ、体温・常圧という穏やかな条件で反応を進める。
5. 温度が高いほど酵素の活性は高くなる。
❌ 誤り(=正答)。正しくはヒトの酵素の多くは体温付近の至適温度で活性が最大となり、それより高温では熱変性で活性が急に下がる。
❌ 誤り(=正答)。正しくはヒトの酵素の多くは体温付近の至適温度で活性が最大となり、それより高温では熱変性で活性が急に下がる。
【試験対策ポイント】
- 酵素=タンパク質の触媒・基質特異性・至適温度・至適pH・活性化エネルギーを下げる
- 温度・pHと活性の関係は「山型」(至適値で最大、外れると低下)
- 触媒なので反応の前後で酵素自身は変化しない
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