第33回 臨床工学技士国家試験 午前 第3問
人体の構造と機能第33回午前
第33回 臨床工学技士国家試験 午前 第3問(人体の構造と機能)の正答は 5 です。酵素はタンパク質でできた生体触媒で、至適温度(体温付近)で活性が最大となり、それを超えると熱変性して失活する。
問題
酵素について誤っているのはどれか。
- 1. 基本構造はタンパク質である。
- 2. 一つの酵素は一つの基質に作用する。
- 3. 一つの酵素の活性を最大化するpH がある。
- 4. 生体内化学反応を無理なく進行させる働きをもつ。
- 5. 温度が高いほど酵素の活性は高くなる。 ✓
正答:5番
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解説
■ 正答:5番 — 温度が高いほど酵素の活性は高くなる。
酵素はタンパク質でできた生体触媒で、至適温度(体温付近)で活性が最大となり、それを超えると熱変性して失活する。「温度が高いほど活性が高い」は誤りで、5番が正答。
【各選択肢の解説】
1. 基本構造はタンパク質である。
✅ 正しい。酵素の本体はタンパク質(一部にRNA酵素もあるが基本はタンパク質)。
✅ 正しい。酵素の本体はタンパク質(一部にRNA酵素もあるが基本はタンパク質)。
2. 一つの酵素は一つの基質に作用する。
✅ 正しい。基質特異性。鍵と鍵穴の関係で特定の基質にのみ作用する。
✅ 正しい。基質特異性。鍵と鍵穴の関係で特定の基質にのみ作用する。
3. 一つの酵素の活性を最大化するpH がある。
✅ 正しい。至適pHが存在(例:ペプシンは酸性、トリプシンは弱アルカリ性)。
✅ 正しい。至適pHが存在(例:ペプシンは酸性、トリプシンは弱アルカリ性)。
4. 生体内化学反応を無理なく進行させる働きをもつ。
✅ 正しい。活性化エネルギーを下げ、体温・常圧の穏和な条件で反応を進める触媒。
✅ 正しい。活性化エネルギーを下げ、体温・常圧の穏和な条件で反応を進める触媒。
5. 温度が高いほど酵素の活性は高くなる。
❌ 誤り。至適温度までは上昇するが、超えると熱変性で失活し活性は急低下する。これが正答。
❌ 誤り。至適温度までは上昇するが、超えると熱変性で失活し活性は急低下する。これが正答。
【試験対策ポイント】
酵素のキーワード=タンパク質・基質特異性・至適pH・至適温度・活性化エネルギー低下。至適温度・至適pHを外れると失活する「山型」の特性は頻出。触媒なので反応前後で自身は消費されない。
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