MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第33回 臨床工学技士国家試験 午前 第5問

医学的基礎第33回午前

第33回 臨床工学技士国家試験 午前 第5問(医学的基礎)の正答は 3 です。薬物血中濃度モニタリング(TDM)は、有効域が狭く中毒を起こしやすい薬で必要性が高い。

問題
薬物血中濃度モニタリングの必要性が低いのはどれか。
  1. 1. 薬物の有効血中濃度の範囲が狭い。
  2. 2. 薬物の体内動態における個人差が大きい。
  3. 3. 薬物血中濃度の治療域と中毒域が大きく離れている。
  4. 4. 薬効と副作用が薬物の血中濃度と強く相関する。
  5. 5. 腎障害のある患者に薬物を投与する。

正答:3番

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解説
■ 正答:3番 — 薬物血中濃度の治療域と中毒域が大きく離れている。

薬物血中濃度モニタリング(TDM)は、有効域が狭く中毒を起こしやすい薬で必要性が高い。治療域と中毒域が大きく離れている(=安全域が広い)薬は、多少濃度が変動しても中毒になりにくくTDMの必要性は低い。よって3番が正答。


【各選択肢の解説】

1. 薬物の有効血中濃度の範囲が狭い。
✅ TDM必要性が高い。安全域が狭く、過量で容易に中毒になるため。
2. 薬物の体内動態における個人差が大きい。
✅ TDM必要性が高い。同用量でも血中濃度がばらつくため測定が有用。
3. 薬物血中濃度の治療域と中毒域が大きく離れている。
❌ TDM必要性が低い。安全域が広く中毒になりにくい。これが正答。
4. 薬効と副作用が薬物の血中濃度と強く相関する。
✅ TDM必要性が高い。濃度管理が効果・副作用管理に直結する。
5. 腎障害のある患者に薬物を投与する。
✅ TDM必要性が高い。排泄低下で蓄積・中毒を起こしやすい。

【試験対策ポイント】

TDMの対象薬=安全域が狭い薬(ジゴキシン・テオフィリン・アミノグリコシド・バンコマイシン・抗てんかん薬・免疫抑制薬)。設問は「必要性が低い=安全域が広い」を選ばせる逆問題。

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