MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第33回 臨床工学技士国家試験 午前 第5問

医学的基礎第33回午前

第33回 臨床工学技士国家試験 午前 第5問(医学的基礎)の正答は 3 です。薬物血中濃度モニタリング(TDM)は、血中濃度を測って投与量を調整する方法で、効く濃度と中毒になる濃度が近い薬ほど必要性が高い。

問題
薬物血中濃度モニタリングの必要性が低いのはどれか。
  1. 1. 薬物の有効血中濃度の範囲が狭い。
  2. 2. 薬物の体内動態における個人差が大きい。
  3. 3. 薬物血中濃度の治療域と中毒域が大きく離れている。 ✓
  4. 4. 薬効と副作用が薬物の血中濃度と強く相関する。
  5. 5. 腎障害のある患者に薬物を投与する。

正答:3番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 64.7%標準

34人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:3番 — 薬物血中濃度の治療域と中毒域が大きく離れている。

薬物血中濃度モニタリング(TDM)は、血中濃度を測って投与量を調整する方法で、効く濃度と中毒になる濃度が近い薬ほど必要性が高い。治療域と中毒域が大きく離れている(安全域が広い)薬は、濃度が多少ぶれても中毒になりにくく、TDMの必要性は低い。


【各選択肢の解説】

1. 薬物の有効血中濃度の範囲が狭い。
❌ 必要性は低くない。正しくは必要性が高い。少しの過量で中毒域に入るため濃度の確認が要る。
2. 薬物の体内動態における個人差が大きい。
❌ 正しくは必要性が高い。同じ量を投与しても人によって血中濃度が大きく異なるため、測らないと適量が分からない。
3. 薬物血中濃度の治療域と中毒域が大きく離れている。
✅ 必要性が低い(=正答)。安全域が広く、通常量の範囲で濃度が変動しても中毒域に達しにくいため。
4. 薬効と副作用が薬物の血中濃度と強く相関する。
❌ 正しくは必要性が高い。濃度が効果と副作用の目安になるので、濃度を測る意味が大きい。
5. 腎障害のある患者に薬物を投与する。
❌ 正しくは必要性が高い。腎臓から排泄される薬は排泄が遅れて蓄積しやすく、濃度を確かめて量を調整する。

【試験対策ポイント】

  • TDMが要る条件=安全域が狭い・個人差が大きい・濃度と効果/副作用が相関する・排泄臓器(腎・肝)の障害がある
  • 代表的な対象薬=ジゴキシン・テオフィリン・アミノグリコシド系抗菌薬・バンコマイシン・抗てんかん薬・リチウム・免疫抑制薬
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