MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第33回 臨床工学技士国家試験 午前 第7問

人体の構造と機能第33回午前

第33回 臨床工学技士国家試験 午前 第7問(人体の構造と機能)の正答は 5 です。自発呼吸の吸気では、外肋間筋と横隔膜が収縮して胸腔が広がり、胸腔内圧が低下(より陰圧)して肺胞が拡張する。

問題
自発呼吸の吸気時に生じない現象はどれか。
  1. 1. 外肋間筋の収縮
  2. 2. 肺胞の拡張
  3. 3. 横隔膜の降下
  4. 4. 胸腔内圧の低下
  5. 5. 静脈還流量の減少

正答:5番

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解説
■ 正答:5番 — 静脈還流量の減少

自発呼吸の吸気では、外肋間筋と横隔膜が収縮して胸腔が広がり、胸腔内圧が低下(より陰圧)して肺胞が拡張する。この陰圧化で胸腔内の大静脈への還流はむしろ増加する。したがって「静脈還流量の減少」は吸気時に生じない現象で、5番が正答。


【各選択肢の解説】

1. 外肋間筋の収縮
✅ 生じる。吸気筋であり胸郭を挙上・拡大する。
2. 肺胞の拡張
✅ 生じる。胸腔内圧低下により肺胞が膨らむ。
3. 横隔膜の降下
✅ 生じる。横隔膜収縮で下方へ移動し胸腔容積が増える。
4. 胸腔内圧の低下
✅ 生じる。吸気で胸腔内圧はより陰圧になる。
5. 静脈還流量の減少
❌ 生じない。胸腔内圧低下で静脈還流は増加する。これが正答。

【試験対策ポイント】

吸気=外肋間筋・横隔膜収縮→胸腔拡大→胸腔内圧低下→肺胞拡張+静脈還流増加。安静呼気は受動的(筋弛緩と肺の弾性収縮)。人工呼吸(陽圧換気)では逆に胸腔内圧が上がり静脈還流が減る、と対比して覚える。

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