MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第33回 臨床工学技士国家試験 午前 第7問

人体の構造と機能第33回午前

第33回 臨床工学技士国家試験 午前 第7問(人体の構造と機能)の正答は 5 です。自発呼吸の吸気では、横隔膜と外肋間筋が収縮して胸郭が広がり、胸腔内圧がより陰圧になって肺胞が広がる。

問題
自発呼吸の吸気時に生じない現象はどれか。
  1. 1. 外肋間筋の収縮
  2. 2. 肺胞の拡張
  3. 3. 横隔膜の降下
  4. 4. 胸腔内圧の低下
  5. 5. 静脈還流量の減少 ✓

正答:5番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 65%参考値

20人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:5番 — 静脈還流量の減少

自発呼吸の吸気では、横隔膜と外肋間筋が収縮して胸郭が広がり、胸腔内圧がより陰圧になって肺胞が広がる。この陰圧は胸腔内の大静脈・右心房にも及ぶため、心臓へ戻る血液(静脈還流)はむしろ増える。陽圧換気(人工呼吸)の吸気で静脈還流が減るのとは逆である。


【各選択肢の解説】

1. 外肋間筋の収縮
❌ 生じない現象ではない。正しくは吸気時に収縮し、肋骨を引き上げて胸郭を前後・左右に広げる。
2. 肺胞の拡張
❌ 正しくは吸気時に生じる。胸腔内圧が下がって肺が引き広げられ、肺胞に空気が入る。
3. 横隔膜の降下
❌ 正しくは吸気時に生じる。横隔膜が収縮すると下がり、胸腔が上下方向に広がる。安静吸気の主役である。
4. 胸腔内圧の低下
❌ 正しくは吸気時に生じる。胸腔内圧は安静時も陰圧で、吸気ではさらに低く(より陰圧に)なる。
5. 静脈還流量の減少
✅ 吸気時に生じない(=正答)。吸気では胸腔内圧の低下で右心房へ血液が引き込まれ、静脈還流量は増加する。

【試験対策ポイント】

自発呼吸の吸気陽圧換気の吸気
胸腔内圧低下(より陰圧)上昇
静脈還流増加減少
心拍出量への影響保たれやすい低下しやすい
  • 人工呼吸器で血圧が下がる理由として出題されやすい
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