MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第33回 臨床工学技士国家試験 午前 第11問

呼吸器系第33回午前

第33回 臨床工学技士国家試験 午前 第11問(呼吸器系)の正答は 1 です。COPDは肺胞の破壊と気道の閉塞で息を吐き切れず、肺に空気が残って過膨張になる。

問題
慢性閉塞性肺疾患(COPD)の画像所見で正しいのはどれか。 a.肺の過膨張所見 b.横隔膜の平低化 c.心陰影の拡大 d.胸骨後腔の縮小 e.肺血管陰影の増強
  1. 1. a、b ✓
  2. 2. a、e
  3. 3. b、c
  4. 4. c、d
  5. 5. d、e

正答:1番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 55.6%参考値

18人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:1番(a・b)

COPDは肺胞の破壊と気道の閉塞で息を吐き切れず、肺に空気が残って過膨張になる。胸部X線では肺野の透過性亢進、横隔膜の平低化、細長い小さな心陰影(滴状心)、側面像での胸骨後腔の拡大、末梢肺血管影の減少が特徴である。


【各選択肢の解説】

a.肺の過膨張所見
✅ 正しい。空気のとらえ込み(エアトラッピング)で肺容量が増え、肺野が黒く(透過性が亢進して)見える。

b.横隔膜の平低化
✅ 正しい。膨らんだ肺に押し下げられ、横隔膜のドーム形が平らになり位置も下がる。

c.心陰影の拡大
❌ 誤り。正しくは過膨張した肺と下がった横隔膜にはさまれ、心陰影は細長く小さくなる(滴状心)。

d.胸骨後腔の縮小
❌ 誤り。正しくは側面像で胸骨後腔は拡大する。

e.肺血管陰影の増強
❌ 誤り。正しくは肺胞と毛細血管床が壊れるため、末梢の肺血管影は減少する。

1. a、b
✅ 正しい。どちらもCOPDの過膨張による所見である(=正答)。
2. a、e
❌ 誤り。eの血管影は減少する。正しくはa・bの組合せ。
3. b、c
❌ 誤り。cの心陰影は小さくなる。正しくはa・bの組合せ。
4. c、d
❌ 誤り。c・dとも向きが逆。正しくはa・bの組合せ。
5. d、e
❌ 誤り。d・eとも向きが逆。正しくはa・bの組合せ。

【試験対策ポイント】

所見COPD(過膨張)心不全(うっ血)
心陰影小さい(滴状心)拡大
肺血管影減少増強
横隔膜平低化変化少
  • 「拡大・増強」は向きを逆にしたひっかけになりやすい
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