MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第33回 臨床工学技士国家試験 午前 第13問

循環器系第33回午前

第33回 臨床工学技士国家試験 午前 第13問(循環器系)の正答は 2 です。急性肺動脈血栓塞栓症の塞栓源の大部分は、下肢や骨盤の深部静脈血栓である。

問題
急性肺動脈血栓塞栓症について誤っているのはどれか。
  1. 1. 長期臥床が誘因となる。
  2. 2. 表在静脈瘤内の血栓が剥離して発症する。 ✓
  3. 3. D‒ダイマーの測定が診断に有用である。
  4. 4. 胸部造影CT 撮影が診断に有用である。
  5. 5. 治療には抗凝固療法を行う。

正答:2番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 53.3%参考値

15人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:2番 — 表在静脈瘤内の血栓が剥離して発症する。

急性肺動脈血栓塞栓症の塞栓源の大部分は、下肢や骨盤の深部静脈血栓である。深部静脈血栓症と肺血栓塞栓症は一連の病態として静脈血栓塞栓症と呼ばれる。表在の静脈瘤の血栓が肺に飛ぶのが主な原因ではない。


【各選択肢の解説】

1. 長期臥床が誘因となる。
✅ 正しい。臥床で下肢の筋ポンプが働かず血流がうっ滞し、深部静脈血栓ができやすくなる。
2. 表在静脈瘤内の血栓が剥離して発症する。
❌ 誤り(=正答)。正しくは主に下肢・骨盤の深部静脈にできた血栓がはがれ、右心を通って肺動脈に詰まる。
3. D‒ダイマーの測定が診断に有用である。
✅ 正しい。血栓が溶けるときにできる分解産物で、陰性なら血栓症を否定しやすい(陽性でも特異度は低い)。
4. 胸部造影CT 撮影が診断に有用である。
✅ 正しい。肺動脈内の血栓を造影欠損として直接描出できる。
5. 治療には抗凝固療法を行う。
✅ 正しい。ヘパリンなどで血栓の進展と再発を防ぐ。循環が不安定な重症例では血栓溶解療法なども行う。

【試験対策ポイント】

  • 誘因=血流のうっ滞(長期臥床・長時間座位・術後)、血管内皮障害、凝固能の亢進(悪性腫瘍・妊娠など)
  • 診断=D-ダイマー(除外)+造影CT(確定)
  • 治療=抗凝固療法が基本
  • 予防=早期離床・弾性ストッキング・間欠的空気圧迫法
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