第33回 臨床工学技士国家試験 午前 第13問
循環器系第33回午前
第33回 臨床工学技士国家試験 午前 第13問(循環器系)の正答は 2 です。急性肺動脈血栓塞栓症(PTE)は、多くが下肢深部静脈血栓(DVT)が剥離して肺動脈を閉塞して発症する(静脈血栓塞栓症=VTE)。
問題
急性肺動脈血栓塞栓症について誤っているのはどれか。
- 1. 長期臥床が誘因となる。
- 2. 表在静脈瘤内の血栓が剥離して発症する。 ✓
- 3. D‒ダイマーの測定が診断に有用である。
- 4. 胸部造影CT 撮影が診断に有用である。
- 5. 治療には抗凝固療法を行う。
正答:2番
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解説
■ 正答:2番 — 表在静脈瘤内の血栓が剥離して発症する。
急性肺動脈血栓塞栓症(PTE)は、多くが下肢深部静脈血栓(DVT)が剥離して肺動脈を閉塞して発症する(静脈血栓塞栓症=VTE)。原因は表在静脈瘤ではなく深部静脈血栓なので、2番が誤りで正答。
【各選択肢の解説】
1. 長期臥床が誘因となる。
✅ 正しい。臥床・術後・長時間座位などの血流うっ滞がDVT/PTEの誘因。
✅ 正しい。臥床・術後・長時間座位などの血流うっ滞がDVT/PTEの誘因。
2. 表在静脈瘤内の血栓が剥離して発症する。
❌ 誤り。剥離するのは下肢深部静脈血栓(DVT)。表在静脈瘤ではない。これが正答。
❌ 誤り。剥離するのは下肢深部静脈血栓(DVT)。表在静脈瘤ではない。これが正答。
3. D‒ダイマーの測定が診断に有用である。
✅ 正しい。陰性なら塞栓症を除外しやすい(鋭敏だが特異度は低い)。
✅ 正しい。陰性なら塞栓症を除外しやすい(鋭敏だが特異度は低い)。
4. 胸部造影CT 撮影が診断に有用である。
✅ 正しい。造影CT(CTPA)で肺動脈内血栓を直接描出でき確定診断に有用。
✅ 正しい。造影CT(CTPA)で肺動脈内血栓を直接描出でき確定診断に有用。
5. 治療には抗凝固療法を行う。
✅ 正しい。ヘパリン・DOAC等の抗凝固療法が基本、重症例は血栓溶解も。
✅ 正しい。ヘパリン・DOAC等の抗凝固療法が基本、重症例は血栓溶解も。
【試験対策ポイント】
VTE=DVT(下肢深部静脈血栓)+PTE(肺塞栓)は一連。誘因は「長期臥床・術後・悪性腫瘍・脱水(エコノミークラス症候群)」。診断はD-ダイマー+造影CT、治療は抗凝固。予防に弾性ストッキング・間欠的空気圧迫。
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