第33回 臨床工学技士国家試験 午前 第14問
第33回 臨床工学技士国家試験 午前 第14問(循環器系)の正答は 1 です。カテーテルアブレーションは、頻拍の発生源や異常な電気の通り道をカテーテル先端の高周波通電などで焼灼する治療で、対象は頻脈性不整脈である。
- 1. a、b、c ✓
- 2. a、b、e
- 3. a、d、e
- 4. b、c、d
- 5. c、d、e
正答:1番
初回正答率 94.4%参考値
18人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
カテーテルアブレーションは、頻拍の発生源や異常な電気の通り道をカテーテル先端の高周波通電などで焼灼する治療で、対象は頻脈性不整脈である。心筋の再分極が遅れる病態で焼くべき起源や回路を持たないQT延長症候群や、多くが徐脈で起こるAdams-Stokes発作は対象にならない。
【各選択肢の解説】
a.心房細動
✅ 適応となる。肺静脈周囲を焼灼して左心房から電気的に隔離する(肺静脈隔離術)。
b.心室頻拍
✅ 適応となる。頻拍の起源やリエントリー回路を焼灼する。
c.WPW 症候群
✅ 適応となる。心房と心室をつなぐ副伝導路(ケント束)を焼灼すると根治できる。
d.QT 延長症候群
❌ 適応とならない。正しくはイオンチャネルの遺伝子異常(先天性)や薬剤・電解質異常(後天性)で心筋の再分極が遅れる病態で、焼灼する起源や回路がない。治療は後天性なら原因の除去、先天性ではβ遮断薬などの薬物療法や、致死性不整脈に備えた植込み型除細動器(ICD)である。
e.Adams-Stokes 発作
❌ 適応とならない。正しくは多くが高度房室ブロックや洞不全症候群などの徐脈が原因で、治療はペースメーカ植込みである。
✅ 正しい。3つとも頻脈性不整脈でアブレーションの適応となる(=正答)。
❌ 誤り。eは徐脈でペースメーカの適応。正しくはa・b・cの組合せ。
❌ 誤り。d・eは適応外。正しくはa・b・cの組合せ。
❌ 誤り。dは適応外。正しくはa・b・cの組合せ。
❌ 誤り。d・eは適応外。正しくはa・b・cの組合せ。
【試験対策ポイント】
| 不整脈の型 | 主な治療機器 |
|---|---|
| 頻脈(心房細動・心房粗動・WPW症候群・心室頻拍など) | カテーテルアブレーション |
| 徐脈(洞不全症候群・高度房室ブロック) | ペースメーカ |
| 致死性心室性不整脈の予防 | 植込み型除細動器(ICD) |
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