第33回 臨床工学技士国家試験 午前 第26問
計測工学第33回午前
第33回 臨床工学技士国家試験 午前 第26問(計測工学)の正答は 1 です。生体計測の商用交流雑音(ハム)は、電源配線から患者・誘導コード・ベッドへ静電誘導・電磁誘導で入り込む50/60 Hzの雑音である。
問題
商用交流雑音の対策として誤っているのはどれか。
- 1. 測定器の電源回路にラインフィルタを挿入する。 ✓
- 2. 測定器の接地端子と接地極を接地線で接続する。
- 3. ベッドと接地極を接地線で接続する。
- 4. 信号線はシールドを施したものを用いる。
- 5. 患者とベッド間のシールドマットを接地極に接続する。
正答:1番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 45%参考値
20人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1番 — 測定器の電源回路にラインフィルタを挿入する。
生体計測の商用交流雑音(ハム)は、電源配線から患者・誘導コード・ベッドへ静電誘導・電磁誘導で入り込む50/60 Hzの雑音である。対策は接地とシールドで、電源回路に入れるラインフィルタは電源線を伝わる高周波雑音を除くものなので、ハム対策にならない。
【各選択肢の解説】
1. 測定器の電源回路にラインフィルタを挿入する。
❌ 誤り(=正答)。ラインフィルタは50/60 Hzの電源電流そのものは通し、電源線を伝わる高周波の雑音を除くもので、患者や誘導コードに誘導されるハムは減らせない。正しくは、ハムは接地・シールド・差動増幅器(高いCMRR)で減らす。
❌ 誤り(=正答)。ラインフィルタは50/60 Hzの電源電流そのものは通し、電源線を伝わる高周波の雑音を除くもので、患者や誘導コードに誘導されるハムは減らせない。正しくは、ハムは接地・シールド・差動増幅器(高いCMRR)で減らす。
2. 測定器の接地端子と接地極を接地線で接続する。
✅ 正しい。機器の外装を接地し、誘導された電荷を大地へ逃がす。
✅ 正しい。機器の外装を接地し、誘導された電荷を大地へ逃がす。
3. ベッドと接地極を接地線で接続する。
✅ 正しい。金属ベッドを接地すると、患者の近くの誘導源が減る。
✅ 正しい。金属ベッドを接地すると、患者の近くの誘導源が減る。
4. 信号線はシールドを施したものを用いる。
✅ 正しい。シールドで誘導コードへの静電誘導を防ぐ。
✅ 正しい。シールドで誘導コードへの静電誘導を防ぐ。
5. 患者とベッド間のシールドマットを接地極に接続する。
✅ 正しい。接地したシールドマットが、電源配線と患者との静電結合を遮る。
✅ 正しい。接地したシールドマットが、電源配線と患者との静電結合を遮る。
【試験対策ポイント】
- ハム(50/60 Hz)の入り方=静電誘導(容量結合)・電磁誘導
- 対策=接地(機器・ベッド)・シールド(信号線・マット)・差動増幅器で同相雑音を除く・電極の接触インピーダンスを下げて左右をそろえる・誘導コードをよじって輪を小さくする(電磁誘導対策)
- ラインフィルタ=電源線を伝わる高周波雑音の対策。ハムの対策ではない
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