第33回 臨床工学技士国家試験 午前 第26問
計測工学第33回午前
第33回 臨床工学技士国家試験 午前 第26問(計測工学)の正答は 1 です。生体信号計測における商用交流雑音(ハム)は、主に電源からリード線・患者へ容量結合で誘導する妨害。
問題
商用交流雑音の対策として誤っているのはどれか。
- 1. 測定器の電源回路にラインフィルタを挿入する。 ✓
- 2. 測定器の接地端子と接地極を接地線で接続する。
- 3. ベッドと接地極を接地線で接続する。
- 4. 信号線はシールドを施したものを用いる。
- 5. 患者とベッド間のシールドマットを接地極に接続する。
正答:1番
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解説
■ 正答:1番 — 測定器の電源回路にラインフィルタを挿入する。
生体信号計測における商用交流雑音(ハム)は、主に電源からリード線・患者へ容量結合で誘導する妨害。対策の基本は機器・ベッドの接地、信号線シールド、シールドマット接地。電源回路のラインフィルタは電源ラインの雑音対策で、誘導ハムには効果が薄く「対策として誤り」なので1番が正答。
【各選択肢の解説】
1. 測定器の電源回路にラインフィルタを挿入する。
❌ 誤り。ラインフィルタは電源ラインの高周波雑音除去用で、患者・リード線に誘導する商用交流ハムには有効でない。これが正答。
❌ 誤り。ラインフィルタは電源ラインの高周波雑音除去用で、患者・リード線に誘導する商用交流ハムには有効でない。これが正答。
2. 測定器の接地端子と接地極を接地線で接続する。
✅ 正しい。機器接地で漏れ電流と誘導ノイズを逃がす有効な対策。
✅ 正しい。機器接地で漏れ電流と誘導ノイズを逃がす有効な対策。
3. ベッドと接地極を接地線で接続する。
✅ 正しい。ベッドを接地し誘導電位を低減。
✅ 正しい。ベッドを接地し誘導電位を低減。
4. 信号線はシールドを施したものを用いる。
✅ 正しい。シールドで容量結合による誘導を防ぐ。
✅ 正しい。シールドで容量結合による誘導を防ぐ。
5. 患者とベッド間のシールドマットを接地極に接続する。
✅ 正しい。患者周囲を接地シールドで囲み誘導ハムを低減。
✅ 正しい。患者周囲を接地シールドで囲み誘導ハムを低減。
【試験対策ポイント】
商用交流雑音(ハム)対策=接地(機器・ベッド・患者周囲)・シールド(信号線・マット)・差動増幅(高CMRRで同相ノイズ除去)・電極接触抵抗の低減。ラインフィルタやアイソレーション(フローティング入力)と混同しないこと。ハムの周波数は50/60Hz。
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