第33回 臨床工学技士国家試験 午前 第28問
生体物理・化学現象の計測第33回午前
第33回 臨床工学技士国家試験 午前 第28問(生体物理・化学現象の計測)の正答は 1 です。トランジットタイム型超音波血流計は、血流の上流・下流方向での超音波の伝搬時間の差から流量を求める(a○)。
問題
トランジットタイム型超音波血流計の特徴で正しいのはどれか。
a.伝搬時間を利用する。
b.複数チャネルの同時計測が可能である。
c.ゼロ点補正が必要である。
d.体表面からの測定が可能である。
e.一つの超音波振動子で計測できる。
- 1. a、b ✓
- 2. a、e
- 3. b、c
- 4. c、d
- 5. d、e
正答:1番
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解説
■ 正答:1番 — a、b
トランジットタイム型超音波血流計は、血流の上流・下流方向での超音波の伝搬時間の差から流量を求める(a○)。複数チャネルの同時計測も可能(b○)。ゼロ点補正は不要、体表からでなく血管に装着、送受信の2振動子が必要。選択肢1が正答。
【各選択肢の解説】
a.伝搬時間を利用する。 → ✅ 正しい。順方向と逆方向の伝搬時間差が流速に比例する。
b.複数チャネルの同時計測が可能である。 → ✅ 正しい。複数プローブで多部位を同時測定できる。
c.ゼロ点補正が必要である。 → ❌ 誤り。ゼロ点補正が不要なのが利点(電磁血流計はゼロ点補正が必要)。
d.体表面からの測定が可能である。 → ❌ 誤り。血管に装着するプローブ型で、術中に血管を挟んで測定する。
e.一つの超音波振動子で計測できる。 → ❌ 誤り。送受信のため一対(2個)の振動子を用いる。
よって正しいのはa・b → 選択肢1が正答。
【試験対策ポイント】
トランジットタイム型=伝搬時間差方式・ゼロ点補正不要・実流量を高精度に測定(血管に装着)。電磁血流計=ファラデーの電磁誘導・ゼロ点補正が必要・導電性液体のみ。ドプラ式は周波数偏移(流速依存)を利用し体表から可能、と3方式を対比整理。
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