第33回 臨床工学技士国家試験 午前 第28問
第33回 臨床工学技士国家試験 午前 第28問(生体物理・化学現象の計測)の正答は 1 です。トランジットタイム型は、血管に装着したプローブの2つの振動子の間で超音波を上流向き・下流向きに交互に送り、その伝搬時間の差から流量を求める。
- 1. a、b ✓
- 2. a、e
- 3. b、c
- 4. c、d
- 5. d、e
正答:1番
初回正答率 56.3%参考値
16人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
トランジットタイム型は、血管に装着したプローブの2つの振動子の間で超音波を上流向き・下流向きに交互に送り、その伝搬時間の差から流量を求める。流れが0なら時間差も0になるため、ゼロ点補正が要らない。
【各選択肢の解説】
a.伝搬時間を利用する。
✅ 正しい。流れに沿う向きは速く、逆らう向きは遅く伝わり、その時間差が流量に比例する。
b.複数チャネルの同時計測が可能である。
✅ 正しい。複数のプローブをつなぎ、複数の血管(バイパスグラフトなど)を同時に測れる。
c.ゼロ点補正が必要である。
❌ 誤り。正しくは、流れが0なら伝搬時間差も0なのでゼロ点補正は不要である(ゼロ点補正が必要なのは電磁血流計)。
d.体表面からの測定が可能である。
❌ 誤り。正しくは、手術中に露出した血管にプローブを装着して測る方式である(体表から測れるのは超音波ドプラ血流計)。
e.一つの超音波振動子で計測できる。
❌ 誤り。正しくは、上流向き・下流向きに送受信するため2つの振動子を用いる。
✅ 正しい。どちらもトランジットタイム型の特徴である(=正答)。
❌ 誤り。e振動子は2つ要る。正しくはa・bの組合せ。
❌ 誤り。cゼロ点補正は不要。正しくはa・bの組合せ。
❌ 誤り。c・dとも誤り。正しくはa・bの組合せ。
❌ 誤り。d・eとも誤り。正しくはa・bの組合せ。
【試験対策ポイント】
| 方式 | 原理 | ゼロ点補正 | 装着 |
|---|---|---|---|
| トランジットタイム型 | 超音波の伝搬時間差 | 不要 | 血管に装着 |
| 電磁血流計 | ファラデーの電磁誘導 | 必要 | 血管に装着 |
| 超音波ドプラ | ドプラ偏移(流速) | — | 体表から可 |
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