MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第33回 臨床工学技士国家試験 午前 第31問

生体物理・化学現象の計測第33回午前

第33回 臨床工学技士国家試験 午前 第31問(生体物理・化学現象の計測)の正答は 2 です。耳式体温計は、鼓膜とその周辺から出る赤外線(熱放射)を、冷却の要らない熱型検出器(サーモパイルなど)で受けて数秒で温度を出す。

問題
耳式赤外線体温計について正しいのはどれか。 a.鼓膜から放射される赤外線を検出している。 b.核心温に近い体温が計測できる。 c.量子型赤外線検出器が用いられている。 d.体温の連続測定に適している。 e.外耳道に炎症があると測定値に影響を与える。
  1. 1. a、b、c
  2. 2. a、b、e ✓
  3. 3. a、d、e
  4. 4. b、c、d
  5. 5. c、d、e

正答:2番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 53.3%参考値

15人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:2番(a・b・e)

耳式体温計は、鼓膜とその周辺から出る赤外線(熱放射)を、冷却の要らない熱型検出器(サーモパイルなど)で受けて数秒で温度を出す。鼓膜温は核心温をよく反映するが、外耳道の状態や挿入の向きで値が変わる。


【各選択肢の解説】

a.鼓膜から放射される赤外線を検出している。
✅ 正しい。物体は温度に応じた強さの赤外線を出し、その強さから温度を求める。

b.核心温に近い体温が計測できる。
✅ 正しい。鼓膜は頭部の深部にあって外気の影響を受けにくく、鼓膜温は核心温をよく反映する。

c.量子型赤外線検出器が用いられている。
❌ 誤り。正しくは、冷却が要らず安価な熱型検出器(サーモパイル・焦電素子)が用いられる。量子型は高感度だが冷却が必要なことが多く、体温計には用いない。

d.体温の連続測定に適している。
❌ 誤り。正しくは、数秒で1回測る単発(瞬時)測定向きである。連続測定には直腸温・膀胱温・食道温のプローブや深部体温計(熱流補償式)を使う。

e.外耳道に炎症があると測定値に影響を与える。
✅ 正しい。炎症による局所の温度変化や、耳垢・プローブの向きで値が変わる。

1. a、b、c
❌ 誤り。c量子型は用いない。正しくはa・b・eの組合せ。
2. a、b、e
✅ 正しい。3つとも耳式赤外線体温計の正しい記述である(=正答)。
3. a、d、e
❌ 誤り。d連続測定には向かない。正しくはa・b・eの組合せ。
4. b、c、d
❌ 誤り。c・dとも誤り。正しくはa・b・eの組合せ。
5. c、d、e
❌ 誤り。c・dとも誤り。正しくはa・b・eの組合せ。

【試験対策ポイント】

赤外線検出器冷却用途
熱型(サーモパイル・焦電素子)不要耳式体温計・非接触体温計
量子型(半導体)必要なことが多い高感度の赤外線カメラなど
  • 耳式=非接触・瞬時・核心温に近い/外耳道の状態や向きの影響を受ける
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