MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第33回 臨床工学技士国家試験 午前 第32問

医用画像計測第33回午前

第33回 臨床工学技士国家試験 午前 第32問(医用画像計測)の正答は 5 です。X線CTは各方向から照射したX線の吸収係数(減弱)を再構成して断層像を得る装置。

問題
X 線CT について誤っているのはどれか。 a.空間分解能は超音波診断装置より高い。 b.臓器のX 線に対する吸収係数を画像化している。 c.血管や胃などの管腔臓器の撮影が可能である。 d.深部臓器よりも表在性の臓器の撮影に適している。 e.X 線を単一方向から照射している。
  1. 1. a、b
  2. 2. a、e
  3. 3. b、c
  4. 4. c、d
  5. 5. d、e

正答:5番

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解説
■ 正答:5番 — d、e

X線CTは各方向から照射したX線の吸収係数(減弱)を再構成して断層像を得る装置。深部・表在を問わず全身の断層撮影が可能で、X線は多方向から照射する。誤った記述はd・eで、その組合せは5番。


【各選択肢の解説】
(設問は「誤っているもの」を選ぶ)

a.空間分解能は超音波診断装置より高い。
✅ 正しい記述。CTの空間分解能は0.5mm前後で高い。

b.臓器のX線に対する吸収係数を画像化している。
✅ 正しい記述。CT値(HU)は吸収係数を水基準で規格化した値。

c.血管や胃などの管腔臓器の撮影が可能である。
✅ 正しい記述。造影剤併用で血管・管腔臓器も描出できる。

d.深部臓器よりも表在性の臓器の撮影に適している。
❌ 誤り。CTは深部臓器を含め全身の断層撮影に適する。表在性に限らない。

e.X線を単一方向から照射している。
❌ 誤り。X線管と検出器を回転させ多方向から照射・再構成する。

よって誤りはd・e → 組合せは5番が正答。


【試験対策ポイント】

CT値(HU):水=0、空気=−1000、骨=+1000。多方向投影を再構成(逆投影法)。空間分解能はCT>超音波、軟部組織コントラストはMRIが優位。造影で血管・管腔臓器も描出可。

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