第33回 臨床工学技士国家試験 午前 第32問
第33回 臨床工学技士国家試験 午前 第32問(医用画像計測)の正答は 5 です。X線CTは、X線管と検出器を体の周りで回して多方向から透過X線を測り、各点のX線吸収係数を再構成して断層像にする。
- 1. a、b
- 2. a、e
- 3. b、c
- 4. c、d
- 5. d、e ✓
正答:5番
初回正答率 56.3%参考値
16人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
X線CTは、X線管と検出器を体の周りで回して多方向から透過X線を測り、各点のX線吸収係数を再構成して断層像にする。深さで画質が落ちにくいので深部臓器も撮れる。誤りはdとe。
【各選択肢の解説】
a.空間分解能は超音波診断装置より高い。
✅ 正しい記述。CTは細かい構造を分けて写す能力(空間分解能)が一般に超音波診断装置より高い。
b.臓器のX 線に対する吸収係数を画像化している。
✅ 正しい記述。CT値は吸収係数を、水を0・空気を−1000として表した値である。
c.血管や胃などの管腔臓器の撮影が可能である。
✅ 正しい記述。造影剤を使えば血管(CTアンギオグラフィ)や消化管も描出できる。
d.深部臓器よりも表在性の臓器の撮影に適している。
❌ 誤った記述。正しくは、X線は体を透過するので深部臓器も表在臓器と同じように撮影できる(深さで画質が落ちやすいのは超音波)。
e.X 線を単一方向から照射している。
❌ 誤った記述。正しくは、X線管を回転させて多方向から照射し、その投影データから画像を再構成する。
✅ a・bとも正しい記述で、「誤っている」組合せに当たらない(誤りの組はd・e)。
✅ aが正しい記述なので、「誤っている」組合せに当たらない(誤りの組はd・e)。
✅ b・cとも正しい記述で、「誤っている」組合せに当たらない(誤りの組はd・e)。
✅ cが正しい記述なので、「誤っている」組合せに当たらない(誤りの組はd・e)。
❌ 誤り(=正答)。d・eとも誤った記述で、設問の「誤っている」組合せに当たる。正しくはd=深部臓器も撮影できる、e=多方向から照射する。
【試験対策ポイント】
- CT値=(組織の吸収係数−水の吸収係数)÷水の吸収係数×1000(水0・空気−1000)
- 多方向の投影データ→再構成(フィルタ補正逆投影法など)
- 超音波は浅い所ほど得意(深いほど減衰)、CTは深さによらない
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