MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第33回 臨床工学技士国家試験 午前 第35問

各種治療機器第33回午前

第33回 臨床工学技士国家試験 午前 第35問(各種治療機器)の正答は 4 です。植込み型ペースメーカは、本体(ジェネレータ)を前胸部の皮下に植え込み、静脈から右房・右室に電極を入れる。

問題
植込み型心臓ペースメーカについて正しいのはどれか。 a.心房内にジェネレータを留置する。 b.左房に心内膜電極を留置する。 c.ICHD(NBG)コードのT はトリガを意味する。 d.刺激パルス幅は0.5 ms 前後である。 e.電極装着後の刺激閾値は不変である。
  1. 1. a、b
  2. 2. a、e
  3. 3. b、c
  4. 4. c、d ✓
  5. 5. d、e

正答:4番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 75%参考値

16人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:4番(c・d)

植込み型ペースメーカは、本体(ジェネレータ)を前胸部の皮下に植え込み、静脈から右房・右室に電極を入れる。NBGコードの3文字目のTはトリガ(同期)、刺激パルス幅は0.5 ms前後である。


【各選択肢の解説】

a.心房内にジェネレータを留置する。
❌ 誤り。正しくは、ジェネレータは前胸部(鎖骨の下)の皮下ポケットに植え込む。

b.左房に心内膜電極を留置する。
❌ 誤り。正しくは、鎖骨下静脈などから入れて右房・右室の心内膜に留置する。左心系に置くと血栓が全身(脳など)に飛ぶ危険がある。

c.ICHD(NBG)コードのT はトリガを意味する。
✅ 正しい。3文字目は感知したときの応答で、T=同期(トリガ)、I=抑制、D=両方。

d.刺激パルス幅は0.5 ms 前後である。
✅ 正しい。0.4〜0.5 ms程度のパルスで心筋を刺激する。

e.電極装着後の刺激閾値は不変である。
❌ 誤り。正しくは、植込み後数週間は電極周囲の炎症で閾値が上昇し、その後に下がって安定する。このため出力に余裕(安全域)をとる。

1. a、b
❌ 誤り。a・bとも誤り。正しくはc・dの組合せ。
2. a、e
❌ 誤り。a・eとも誤り。正しくはc・dの組合せ。
3. b、c
❌ 誤り。b電極は右心系。正しくはc・dの組合せ。
4. c、d
✅ 正しい。どちらも正しい記述である(=正答)。
5. d、e
❌ 誤り。e閾値は変化する。正しくはc・dの組合せ。

【試験対策ポイント】

NBGコード意味文字
1文字目刺激する部位A・V・D・O
2文字目感知する部位A・V・D・O
3文字目感知したときの応答T(同期)・I(抑制)・D(両方)・O
4文字目レート応答R・O
  • 例:VVI=心室を刺激・心室を感知・自己心拍があれば抑制
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