MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第33回 臨床工学技士国家試験 午前 第39問

各種治療機器第33回午前

第33回 臨床工学技士国家試験 午前 第39問(各種治療機器)の正答は 4 です。腹腔鏡手術では気腹(CO2注入)と体位・長時間手術で下肢静脈のうっ滞が生じ、深部静脈血栓症・肺動脈血栓塞栓症のリスクがあるため予防(弾性ストッキング・間欠的空気圧迫など)が必要。

問題
内視鏡外科手術で正しいのはどれか。
  1. 1. 気腹には酸素を使用する。
  2. 2. 気腹によって血圧は上昇する。
  3. 3. 気腹中の電気メス使用は禁忌である。
  4. 4. 肺動脈血栓塞栓症対策が必要である。
  5. 5. 手術用ロボットは無人手術が可能である。

正答:4番

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解説
■ 正答:4番 — 肺動脈血栓塞栓症対策が必要である。

腹腔鏡手術では気腹(CO2注入)と体位・長時間手術で下肢静脈のうっ滞が生じ、深部静脈血栓症・肺動脈血栓塞栓症のリスクがあるため予防(弾性ストッキング・間欠的空気圧迫など)が必要。よって4番が正しい。


【各選択肢の解説】

1. 気腹には酸素を使用する。
❌ 誤り。不燃性で血中に溶けやすい二酸化炭素(CO2)を用いる。
2. 気腹によって血圧は上昇する。
❌ 誤り。気腹圧で静脈還流が減り、心拍出量はむしろ低下しやすい。
3. 気腹中の電気メス使用は禁忌である。
❌ 誤り。CO2は不燃性のため電気メスは使用できる。
4. 肺動脈血栓塞栓症対策が必要である。
✅ 正しい。血流うっ滞による血栓・肺塞栓を予防する対策が必要。
5. 手術用ロボットは無人手術が可能である。
❌ 誤り。術者がコンソールで操作するマスタースレーブ方式で、無人ではない。

【試験対策ポイント】

腹腔鏡=気腹はCO2(不燃性・可溶性)。気腹で静脈還流↓・横隔膜挙上(換気↓)。DVT/肺塞栓予防が必須。手術支援ロボットは遠隔操作でも自律無人ではない。

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