第33回 臨床工学技士国家試験 午前 第64問
第33回 臨床工学技士国家試験 午前 第64問(呼吸療法装置)の正答は 5 です。ハイフロー療法(高流量鼻カニュラ酸素療法)は、加温加湿した高流量のガスを、空気と酸素を混ぜて任意の濃度で流す。
- 1. a、b、c
- 2. a、b、e
- 3. a、d、e
- 4. b、c、d
- 5. c、d、e ✓
正答:5番
初回正答率 91.7%参考値
24人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
ハイフロー療法(高流量鼻カニュラ酸素療法)は、加温加湿した高流量のガスを、空気と酸素を混ぜて任意の濃度で流す。流量が患者の吸気流量を上回るので設定した酸素濃度が保たれ、高流量で上気道の死腔を洗い流し、口を閉じていれば軽いPEEP効果が出る。
【各選択肢の解説】
a.吸入気の加温加湿に人工鼻を使用できる。
❌ 誤り。人工鼻は患者の呼気の熱と水分をためて吸気に戻すしくみで、鼻カニュラから一方向に高流量を流すハイフローでは働かない。正しくは加温加湿器(能動的な加湿)を使う。
b.最大20 L/分の流量を供給できる。
❌ 誤り。20 L/分では高流量とはいえない。正しくは成人用で最大60 L/分程度の高流量を供給できるのが特徴である。
c.吸入気酸素濃度は21~100 %の任意の値を設定できる。
✅ 正しい。空気と酸素をブレンダで混合し、高流量で流すので設定した濃度がそのまま吸入される。
d.解剖学的死腔のガスを洗い流す効果がある。
✅ 正しい。鼻腔・咽頭にたまった呼気(二酸化炭素を含むガス)を高流量で押し流し、再呼吸を減らす。
e.PEEP 効果が期待できる。
✅ 正しい。高流量のガスが呼気に抵抗するため、気道に軽い陽圧がかかる(口を開けると小さくなる)。
❌ 誤り。a(人工鼻)・b(20 L/分)が誤り。正しくはc・d・eの組合せ。
❌ 誤り。a・bが誤り。正しくはc・d・eの組合せ。
❌ 誤り。a(人工鼻)が誤り。正しくはc・d・eの組合せ。
❌ 誤り。b(20 L/分)が誤り。正しくはc・d・eの組合せ。
✅ 正しい。酸素濃度の任意設定・死腔の洗い流し・PEEP効果の3つがそろう(=正答)。
【試験対策ポイント】
| 項目 | ハイフロー療法 |
|---|---|
| 流量 | 成人で最大60 L/分程度 |
| 酸素濃度 | 21〜100%を設定 |
| 加湿 | 加温加湿器(人工鼻は使わない) |
| 効果 | 死腔の洗い流し・軽いPEEP効果・設定濃度の安定 |
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