MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第33回 臨床工学技士国家試験 午前 第64問

呼吸療法装置第33回午前

第33回 臨床工学技士国家試験 午前 第64問(呼吸療法装置)の正答は 5 です。ハイフローセラピー(高流量鼻カニュラ)の正しい記述はc・d・e。

問題
ハイフロー療法について正しいのはどれか。 a.吸入気の加温加湿に人工鼻を使用できる。 b.最大20 L/分の流量を供給できる。 c.吸入気酸素濃度は21~100 %の任意の値を設定できる。 d.解剖学的死腔のガスを洗い流す効果がある。 e.PEEP 効果が期待できる。
  1. 1. a、b、c
  2. 2. a、b、e
  3. 3. a、d、e
  4. 4. b、c、d
  5. 5. c、d、e

正答:5番

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解説
■ 正答:5番

ハイフローセラピー(高流量鼻カニュラ)の正しい記述はc・d・e。高流量(最大約60L/分)で任意の酸素濃度を供給し、死腔ガスの洗い流しと軽度のPEEP様効果が得られる。その組合せは選択肢5。


【各選択肢の解説】

a.人工鼻で加温加湿できる → ❌ 誤り。高流量では加温加湿器(アクティブ加湿)が必須で、人工鼻は使えない。
b.最大20L/分 → ❌ 誤り。最大約60L/分の高流量を供給できるのが特徴。
c.酸素濃度21〜100%を任意設定 → ✅ 正しい。空気-酸素ブレンダで任意に設定できる。
d.解剖学的死腔のガスを洗い流す → ✅ 正しい。高流量で上気道の死腔をウォッシュアウトしCO2再呼吸を減らす。
e.PEEP効果 → ✅ 正しい。高流量により軽度の気道内陽圧(PEEP様効果)が得られる。

よって正しいのはc・d・e → 選択肢5が正答。


【試験対策ポイント】

ハイフロー(HFNC)の要点:

  • 流量:最大60L/分(患者の吸気流量を上回る=設定FIO2が保たれる)
  • FIO2:0.21〜1.0を精密に設定可能
  • 効果:死腔洗い流し・軽度PEEP・加温加湿で快適性向上
  • 必須:加温加湿器(人工鼻は不可)
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