MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第33回 臨床工学技士国家試験 午前 第65問

呼吸療法装置第33回午前

第33回 臨床工学技士国家試験 午前 第65問(呼吸療法装置)の正答は 1 です。高気圧酸素治療の作用は、ボイルの法則による気体の圧縮(気泡の縮小)と、ヘンリーの法則による血漿への溶解型酸素の増加が柱。

問題
高気圧酸素治療の生体に対する作用で正しいのはどれか。 a.気体圧縮効果 b.活性酸素の増加 c.溶解型酸素の増加 d.活性窒素の排出促進 e.二酸化炭素の排出促進
  1. 1. a、b、c ✓
  2. 2. a、b、e
  3. 3. a、d、e
  4. 4. b、c、d
  5. 5. c、d、e

正答:1番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 40%参考値

25人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:1番(a・b・c)

高気圧酸素治療の作用は、ボイルの法則による気体の圧縮(気泡の縮小)と、ヘンリーの法則による血漿への溶解型酸素の増加が柱。酸素分圧が高くなるので活性酸素も増え、これが酸素中毒の原因になる。


【各選択肢の解説】

a.気体圧縮効果
✅ 正しい。圧力を上げると気体の体積は反比例して小さくなり(ボイルの法則)、減圧症や空気塞栓の気泡が縮む。

b.活性酸素の増加
✅ 正しい。酸素分圧が高まると活性酸素が増え、中枢神経や肺の酸素中毒の原因になる。

c.溶解型酸素の増加
✅ 正しい。液体に溶ける気体の量は分圧に比例し(ヘンリーの法則)、ヘモグロビンに結合しない溶解型の酸素が大きく増える。

d.活性窒素の排出促進
❌ 誤り。「活性窒素」を排出する作用はない。正しくは、高濃度の酸素を吸うことで体内に溶けた窒素(不活性ガス)の洗い出しが進み、これが減圧症の治療に効く。

e.二酸化炭素の排出促進
❌ 誤り。高気圧酸素で二酸化炭素の排出が促進される作用はない。正しくは、作用の柱は気泡の縮小と溶解型酸素の増加である。

1. a、b、c
✅ 正しい。気体圧縮・活性酸素の増加・溶解型酸素の増加の3つがそろう(=正答)。
2. a、b、e
❌ 誤り。e(二酸化炭素の排出促進)が誤り。正しくはa・b・cの組合せ。
3. a、d、e
❌ 誤り。d・eが誤り。正しくはa・b・cの組合せ。
4. b、c、d
❌ 誤り。d(活性窒素)が誤り。正しくはa・b・cの組合せ。
5. c、d、e
❌ 誤り。d・eが誤り。正しくはa・b・cの組合せ。

【試験対策ポイント】

原理内容主な適応
ボイルの法則加圧で気泡の体積が縮む減圧症・空気塞栓
ヘンリーの法則溶解型酸素が増える一酸化炭素中毒・ガス壊疽

副作用:酸素中毒(活性酸素)・圧外傷(中耳・副鼻腔・肺)。

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