MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第33回 臨床工学技士国家試験 午前 第65問

呼吸療法装置第33回午前

第33回 臨床工学技士国家試験 午前 第65問(呼吸療法装置)の正答は 1 です。高気圧酸素治療の生体作用として正しいのはa・b・c。

問題
高気圧酸素治療の生体に対する作用で正しいのはどれか。 a.気体圧縮効果 b.活性酸素の増加 c.溶解型酸素の増加 d.活性窒素の排出促進 e.二酸化炭素の排出促進
  1. 1. a、b、c
  2. 2. a、b、e
  3. 3. a、d、e
  4. 4. b、c、d
  5. 5. c、d、e

正答:1番

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解説
■ 正答:1番

高気圧酸素治療の生体作用として正しいのはa・b・c。高気圧による気体圧縮(気泡縮小)、高濃度酸素による溶解型酸素の増加、副作用としての活性酸素増加。その組合せは選択肢1。


【各選択肢の解説】

a.気体圧縮効果 → ✅ 正しい。ボイルの法則で加圧により体内気泡が縮小(減圧症・空気塞栓に有効)。
b.活性酸素の増加 → ✅ 正しい。高酸素分圧により活性酸素種が増え、これが酸素中毒の一因となる。
c.溶解型酸素の増加 → ✅ 正しい。ヘンリーの法則で血漿中の溶解酸素が大幅に増え組織酸素化を改善。
d.活性窒素の排出促進 → ❌ 誤り。このような作用機序はない。
e.二酸化炭素の排出促進 → ❌ 誤り。主作用ではない。

よって正しいのはa・b・c → 選択肢1が正答。


【試験対策ポイント】

高気圧酸素治療(HBO)の2大原理:

  • ボイルの法則:加圧で気泡体積が縮小(減圧症・ガス塞栓・イレウス)
  • ヘンリーの法則:溶解酸素増加(CO中毒・重症感染・創傷治癒)
適応:一酸化炭素中毒・減圧症・ガス壊疽・突発性難聴など。
副作用:酸素中毒(活性酸素)・気圧外傷(中耳・肺)。

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