MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第33回 臨床工学技士国家試験 午前 第66問

生体物理・化学現象の計測第33回午前

第33回 臨床工学技士国家試験 午前 第66問(生体物理・化学現象の計測)の正答は 5 です。パルスオキシメータは拍動(脈波)成分から動脈血酸素飽和度SpO2を求める。

問題
パルスオキシメータについて正しいのはどれか。
  1. 1. 紫外光を用いる。
  2. 2. 使用前に既知の値と比較して調整する。
  3. 3. 酸素ヘモグロビンと脱酸素ヘモグロビンの比を表示する。
  4. 4. プローブ(センサ)は使用前に滅菌する。
  5. 5. 脈波が検出されていることを確認する。

正答:5番

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解説
■ 正答:5番

パルスオキシメータは拍動(脈波)成分から動脈血酸素飽和度SpO2を求める。したがって、まず脈波が正しく検出されていることの確認が正確な測定の前提となり、選択肢5が正しい。


【各選択肢の解説】

1. 紫外光を用いる → ❌ 誤り。赤色光660nmと赤外光940nmの2波長を用いる。

2. 使用前に既知の値と比較して調整する → ❌ 誤り。工場校正済みで使用時の校正は不要。

3. 酸素Hbと脱酸素Hbの比を表示する → ❌ 誤り。表示するのは総ヘモグロビンに対する酸素Hbの割合(SpO2)。

4. プローブは使用前に滅菌する → ❌ 誤り。体表装着のため滅菌は不要(清拭でよい)。

5. 脈波が検出されていることを確認する → ✅ 正しい。拍動成分から算出するため、脈波(体動・低灌流で乱れる)の確認が必要。

【試験対策ポイント】

パルスオキシメータの原理:

  • 2波長(赤660nm/赤外940nm)の吸光度比から算出
  • 動脈拍動(脈波)による吸光変化分だけを取り出す
  • 誤差要因:体動・低灌流・マニキュア・異常ヘモグロビン(CO-Hb、Met-Hb)
  • CO中毒ではSpO2が高値のまま(過大評価)に注意
測定値はSaO2(動脈血酸素飽和度)の近似。

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