MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第33回 臨床工学技士国家試験 午前 第67問

呼吸療法装置第33回午前

第33回 臨床工学技士国家試験 午前 第67問(呼吸療法装置)の正答は 3 です。「誤っている組合せ」を問う否定問題。

問題
調節換気において、人工呼吸器の異常と有害事象との組合せで誤っている のはどれか。
  1. 1. 弁の開放不全 圧損傷
  2. 2. 呼吸流路の屈曲 換気の異常
  3. 3. 呼吸回路内のリーク 低二酸化炭素血症
  4. 4. 加温加湿器の停止 喀痰の硬化
  5. 5. 吸入気酸素濃度の異常上昇 酸素中毒

正答:3番

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解説
■ 正答:3番

「誤っている組合せ」を問う否定問題。呼吸回路のリークは換気量低下を招き、CO2が貯留して高二酸化炭素血症となる。したがって「リーク→低二酸化炭素血症」は誤りで、選択肢3が正答。


【各選択肢の解説】

1. 弁の開放不全→圧損傷 → ✅ 正しい組合せ。呼気弁が開かないと気道内圧が上昇し圧損傷(気胸等)を招く。

2. 呼吸流路の屈曲→換気の異常 → ✅ 正しい。回路屈曲で換気量が変動・低下する。

3. 呼吸回路内のリーク→低二酸化炭素血症 → ❌ 誤り。リークで換気量が減れば低換気となりCO2が貯留=高二酸化炭素血症。低二酸化炭素血症は過換気で起こる。

4. 加温加湿器の停止→喀痰の硬化 → ✅ 正しい。加湿不足で分泌物が乾燥・硬化し閉塞を招く。

5. 吸入気酸素濃度の異常上昇→酸素中毒 → ✅ 正しい。高濃度酸素の長時間投与は酸素中毒・吸収性無気肺を招く。

【試験対策ポイント】

人工呼吸器トラブルとアラーム:

  • 低圧・分時換気量低下アラーム → リーク・回路外れ・カフ漏れ
  • 高圧アラーム → 屈曲・閉塞・喀痰貯留・ファイティング
  • リーク=換気量↓=CO2貯留(高CO2血症)
  • 加湿不足=分泌物硬化=閉塞リスク
「リークで低CO2」と方向を逆に覚えないこと。

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