MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第33回 臨床工学技士国家試験 午前 第69問

体外循環・補助循環第33回午前

第33回 臨床工学技士国家試験 午前 第69問(体外循環・補助循環)の正答は 4 です。ローラポンプと遠心ポンプの比較で正しいのはc・d。

問題
人工心肺送血ポンプで使用するローラポンプと遠心ポンプとの比較で正し いのはどれか。 a.遠心ポンプの方が血液損傷が起こりやすい。 b.遠心ポンプでは流量計は不要である。 c.遠心ポンプは長期補助循環に適している。 d.ローラポンプは回転数による流量制御が容易である。 e.ローラポンプは回路閉塞時の回路破裂の危険が少ない。
  1. 1. a、b
  2. 2. a、e
  3. 3. b、c
  4. 4. c、d
  5. 5. d、e

正答:4番

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解説
■ 正答:4番

ローラポンプと遠心ポンプの比較で正しいのはc・d。遠心ポンプは血液損傷が少なく長期補助に適し、ローラポンプは回転数に比例した定量拍出で流量制御が容易。組合せは選択肢4。


【各選択肢の解説】

a.遠心ポンプの方が血液損傷が起こりやすい → ❌ 誤り。逆に遠心ポンプの方が溶血・血液損傷が少ない。
b.遠心ポンプでは流量計は不要 → ❌ 誤り。拍出量が後負荷で変動するため流量計が必須。
c.遠心ポンプは長期補助循環に適している → ✅ 正しい。血液損傷が少なくECMO・PCPS等の長期補助に適する。
d.ローラポンプは回転数による流量制御が容易 → ✅ 正しい。回転数に比例した定量拍出で制御が容易。
e.ローラポンプは回路閉塞時の回路破裂の危険が少ない → ❌ 誤り。逆に閉塞時も送り続けるため圧上昇で破裂の危険が大きい(遠心は閉塞で流れず破裂しにくい)。

よって正しいのはc・d → 選択肢4が正答。


【試験対策ポイント】

項目ローラポンプ遠心ポンプ
拍出定量(回転数比例)後負荷依存
流量計不要でも可必須
血液損傷やや多い少ない
閉塞時圧上昇・破裂危険流れず安全
長期補助不向き適する

短時間の開心術=ローラ、長期補助(ECMO/PCPS/補助人工心臓)=遠心が基本。

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