第33回 臨床工学技士国家試験 午前 第69問
第33回 臨床工学技士国家試験 午前 第69問(体外循環・補助循環)の正答は 4 です。ローラポンプはチューブをしごいて押し出すので回転数に比例した量を送り、流量を合わせやすい。
- 1. a、b
- 2. a、e
- 3. b、c
- 4. c、d ✓
- 5. d、e
正答:4番
初回正答率 94.1%参考値
17人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
ローラポンプはチューブをしごいて押し出すので回転数に比例した量を送り、流量を合わせやすい。遠心ポンプは羽根車の遠心力で送るので血液損傷が少なく長期の補助循環に向くが、流量が前負荷・後負荷で変わるため流量計が要る。
【各選択肢の解説】
a.遠心ポンプの方が血液損傷が起こりやすい。
❌ 誤り。逆である。正しくはローラポンプがチューブを圧閉してしごくため溶血が起こりやすく、遠心ポンプの方が血液損傷は少ない。
b.遠心ポンプでは流量計は不要である。
❌ 誤り。遠心ポンプは同じ回転数でも負荷で流量が変わる。正しくは流量計で実際の流量を測ることが必須である。
c.遠心ポンプは長期補助循環に適している。
✅ 正しい。血液損傷が少ないので、ECMO(PCPS)など長時間の補助循環に用いられる。
d.ローラポンプは回転数による流量制御が容易である。
✅ 正しい。1回転で押し出す量がチューブの内径で決まるので、流量は回転数に比例する。
e.ローラポンプは回路閉塞時の回路破裂の危険が少ない。
❌ 誤り。逆である。正しくはローラポンプは閉塞しても送り続けるので圧が上がり、回路が破裂する危険が大きい(遠心ポンプは閉塞すると圧が一定以上上がらない)。
❌ 誤り。a・bはどちらも誤り。正しくはc・dの組合せ。
❌ 誤り。a・eはどちらも誤り。正しくはc・dの組合せ。
❌ 誤り。b(流量計不要)が誤り。正しくはc・dの組合せ。
✅ 正しい。長期補助に向く遠心ポンプと、回転数で流量を決めやすいローラポンプの2つがそろう(=正答)。
❌ 誤り。e(破裂の危険が少ない)が誤り。正しくはc・dの組合せ。
【試験対策ポイント】
| 項目 | ローラポンプ | 遠心ポンプ |
|---|---|---|
| 流量 | 回転数に比例 | 負荷で変わる |
| 流量計 | 回転数から計算できる | 必須 |
| 血液損傷 | 起こりやすい | 少ない |
| 回路閉塞時 | 圧が上がり破裂の危険 | 圧が上がりにくい |
| 停止時 | 逆流しにくい | 逆流する |
| 長期の補助循環 | 向かない | 向く |
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