第33回 臨床工学技士国家試験 午前 第84問
医用機械工学第33回午前
第33回 臨床工学技士国家試験 午前 第84問(医用機械工学)の正答は 2 です。ボイルの法則(温度一定ならPV=一定)を使う。
問題
注射器に12 mL の空気を入れ、先端を閉じてピストンを押して、注射器内の圧力を150 mmHg に上昇させた。このとき注射器内の空気のおよその体積[mL]はどれか。
ただし、大気圧を760 mmHg とし、空気の温度変化はないものとする。
- 1. 11
- 2. 10 ✓
- 3. 9.0
- 4. 8.0
- 5. 6.0
正答:2番
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解説
■ 正答:2番 — 10
ボイルの法則(温度一定ならPV=一定)を使う。圧力は絶対圧で入れる。150 mmHgは大気圧からの上昇分(ゲージ圧)として、大気圧760 mmHgを足して計算する。
【計算】
- 押す前:P₁=760 mmHg(大気圧)、V₁=12 mL
- 押した後:P₂=760+150=910 mmHg(絶対圧)
- P₁V₁=P₂V₂ より V₂=12×760÷910=9120÷910≒10.0 mL
【各選択肢の解説】
1. 11
❌ 誤り。圧力が約1.2倍(910/760)になると体積は約1/1.2になる。正しくは約10 mLである。
❌ 誤り。圧力が約1.2倍(910/760)になると体積は約1/1.2になる。正しくは約10 mLである。
2. 10
✅ 正しい。絶対圧で P₁V₁=P₂V₂ を解くと12×760/910≒10.0 mLになる(=正答)。
✅ 正しい。絶対圧で P₁V₁=P₂V₂ を解くと12×760/910≒10.0 mLになる(=正答)。
3. 9.0
❌ 誤り。正しくは12×760/910≒10 mL。9.0 mLになるには絶対圧が約1013 mmHg(大気圧+約253 mmHg)まで上がる必要がある。
❌ 誤り。正しくは12×760/910≒10 mL。9.0 mLになるには絶対圧が約1013 mmHg(大気圧+約253 mmHg)まで上がる必要がある。
4. 8.0
❌ 誤り。正しくは約10 mL。8.0 mLは絶対圧が1.5倍(大気圧+380 mmHg)になった場合の値である。
❌ 誤り。正しくは約10 mL。8.0 mLは絶対圧が1.5倍(大気圧+380 mmHg)になった場合の値である。
5. 6.0
❌ 誤り。正しくは約10 mL。6.0 mLは体積が半分=絶対圧が2倍(1520 mmHg)になった場合の値である。
❌ 誤り。正しくは約10 mL。6.0 mLは体積が半分=絶対圧が2倍(1520 mmHg)になった場合の値である。
【試験対策ポイント】
- ボイルの法則・ボイル・シャルルの法則(PV/T=一定)では、圧力は絶対圧、温度は絶対温度(K)で入れる
- 「〜mmHgに上昇させた」と大気圧が別に与えられたら、ゲージ圧として大気圧を足す
- 1気圧=760 mmHg≒101.3 kPa
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