MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第33回 臨床工学技士国家試験 午前 第85問

生体物性第33回午前

第33回 臨床工学技士国家試験 午前 第85問(生体物性)の正答は 2 です。「誤っているもの」を問う否定問題。

問題
生体の電気特性で誤っているのはどれか。
  1. 1. 血液の導電率は温度依存性がある。
  2. 2. 皮下脂肪の導電率は肝臓の導電率より高い。
  3. 3. b 分散は細胞の組織構造に依存する。
  4. 4. c 分散は水分子の緩和現象に起因する。
  5. 5. 静止電位は細胞内外のイオン濃度差による。

正答:2番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。記録は残りません — 記録・弱点分析つきは無料アプリ
スポンサーリンク
解説
■ 正答:2番

「誤っているもの」を問う否定問題。導電率は水分・イオンの多い組織ほど高く、脂肪(皮下脂肪)は水分が少なく導電率が低い。肝臓の方が高いので「皮下脂肪>肝臓」は誤りで、選択肢2が正答。


【各選択肢の解説】

1. 血液の導電率は温度依存性がある → ✅ 正しい。温度上昇でイオン移動度が増し導電率が上がる。

2. 皮下脂肪の導電率は肝臓より高い → ❌ 誤り。脂肪は水分・イオンが少なく導電率が低く、肝臓(血流豊富)より低い。

3. β分散は細胞の組織構造に依存する → ✅ 正しい。β分散(kHz〜MHz)は細胞膜の充放電(組織構造)に起因。

4. γ分散は水分子の緩和現象に起因する → ✅ 正しい。γ分散(GHz帯)は水分子の誘電緩和による。

5. 静止電位は細胞内外のイオン濃度差による → ✅ 正しい。主にK⁺濃度勾配による膜電位。

【試験対策ポイント】

生体の誘電分散(周波数依存):

分散周波数帯起源
α分散Hz〜kHzイオン雰囲気・細胞膜
β分散kHz〜MHz細胞膜の充放電(構造)
γ分散GHz水分子の緩和

導電率は水・イオンが多い組織(血液・筋・肝)で高く、脂肪・骨で低い。

📗 \ この分野をまとめて理解する /
「生体物性材料工学」の国試ノート(要点整理・無料)
生体物性(電気・熱・音・光)と医用材料・滅菌法の要点を整理。
▶ 生体物性材料工学ノートを無料で読む
✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、臨床工学技士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

編集・監修方針を見る →

スポンサーリンク
\ この1問で終わりにしない /
臨床工学技士の過去問、ぜんぶ無料で解ける
無料で過去問演習を始める ▶
登録30秒・ずっと無料
関連

▶ 第33回 全問一覧

▶ 生体物性 の過去問一覧

スポンサーリンク