第33回 臨床工学技士国家試験 午前 第87問
治療の基礎第33回午前
第33回 臨床工学技士国家試験 午前 第87問(治療の基礎)の正答は 1 です。光解離作用は、紫外域のエキシマレーザなどの高エネルギーの光子が分子の結合を直接切り、熱をほとんど出さずに組織を削る作用である。
問題
レーザの生体作用について誤っているのはどれか。
- 1. 光解離作用 ― 鎮痛 ✓
- 2. 光音響的作用 ― 熱弾性効果
- 3. 光化学的作用 ― 光感受性物質
- 4. 光機械的作用 ― 結石破砕
- 5. 光熱的作用 ― タンパク質の凝固
正答:1番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 27.8%参考値
18人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1番 — 光解離作用 ― 鎮痛
光解離作用は、紫外域のエキシマレーザなどの高エネルギーの光子が分子の結合を直接切り、熱をほとんど出さずに組織を削る作用である。鎮痛は低出力レーザによる別の作用で、組合せが誤り。
【各選択肢の解説】
1. 光解離作用 ― 鎮痛
❌ 誤り(=正答)。光解離作用は分子の結合を切って組織を除去する作用で、角膜を削る屈折矯正手術などに使われる。正しくは、鎮痛は低出力レーザによる光刺激(光生物学的)作用で得られる。
❌ 誤り(=正答)。光解離作用は分子の結合を切って組織を除去する作用で、角膜を削る屈折矯正手術などに使われる。正しくは、鎮痛は低出力レーザによる光刺激(光生物学的)作用で得られる。
2. 光音響的作用 ― 熱弾性効果
✅ 正しい。短いパルス光を吸収した組織が急に温まって膨張し(熱弾性効果)、そのときに音波(圧力波)が生じる。
✅ 正しい。短いパルス光を吸収した組織が急に温まって膨張し(熱弾性効果)、そのときに音波(圧力波)が生じる。
3. 光化学的作用 ― 光感受性物質
✅ 正しい。光感受性物質を腫瘍にためてから特定の波長の光を当て、活性酸素を出させて細胞を壊す(光線力学的療法:PDT)。
✅ 正しい。光感受性物質を腫瘍にためてから特定の波長の光を当て、活性酸素を出させて細胞を壊す(光線力学的療法:PDT)。
4. 光機械的作用 ― 結石破砕
✅ 正しい。パルスレーザで生じるプラズマや衝撃波などの機械的な力で、尿路結石などを砕く。
✅ 正しい。パルスレーザで生じるプラズマや衝撃波などの機械的な力で、尿路結石などを砕く。
5. 光熱的作用 ― タンパク質の凝固
✅ 正しい。吸収された光が熱に変わり、温度に応じてタンパク質の凝固・蒸散・炭化が起こる。レーザメスや光凝固に使われる。
✅ 正しい。吸収された光が熱に変わり、温度に応じてタンパク質の凝固・蒸散・炭化が起こる。レーザメスや光凝固に使われる。
【試験対策ポイント】
| 作用 | しくみ | 主な応用 |
|---|---|---|
| 光熱的 | 光→熱 | 凝固・切開・蒸散(CO₂レーザ・Nd:YAGレーザ) |
| 光化学的 | 光感受性物質の反応 | 光線力学的療法(PDT) |
| 光解離 | 光子が分子の結合を切る | 角膜切除(エキシマレーザ) |
| 光機械的 | 衝撃波・プラズマ | 結石破砕 |
| 光音響的 | 熱弾性膨張→音波 | 光音響イメージング |
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