MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第33回 臨床工学技士国家試験 午前 第88問

生体物性第33回午前

第33回 臨床工学技士国家試験 午前 第88問(生体物性)の正答は 3 です。浸透圧(溶質濃度差による水の移動)で説明できるのは、組織(間質)から静脈側毛細血管への間質液の移動。

問題
浸透圧による物質移動はどれか。
  1. 1. 血液から肺胞への二酸化炭素の移動
  2. 2. 毛細血管から細胞間質への酸素の移動
  3. 3. 組織から静脈毛細血管への間質液の移動
  4. 4. 細胞内から細胞外へのナトリウムイオンの移動
  5. 5. 尿細管におけるグルコースの再吸収

正答:3番

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解説
■ 正答:3番

浸透圧(溶質濃度差による水の移動)で説明できるのは、組織(間質)から静脈側毛細血管への間質液の移動。血漿膠質浸透圧が間質液を血管内へ引き込む(スターリングの法則)。選択肢3が正答。


【各選択肢の解説】

1. 血液から肺胞への二酸化炭素の移動 → ❌ 誤り。分圧差による拡散。

2. 毛細血管から細胞間質への酸素の移動 → ❌ 誤り。分圧差による拡散。

3. 組織から静脈毛細血管への間質液の移動 → ✅ 正しい。血漿膠質浸透圧による水の再吸収(浸透圧による移動)。

4. 細胞内から細胞外へのナトリウムイオンの移動 → ❌ 誤り。Na⁺-K⁺ポンプによる能動輸送(濃度勾配に逆らう)。

5. 尿細管におけるグルコースの再吸収 → ❌ 誤り。Na共輸送を用いた能動輸送(二次性能動輸送)。

【試験対策ポイント】

物質移動の様式:

様式駆動力
拡散濃度(分圧)差肺胞ガス交換
浸透溶質濃度差→水移動毛細血管の水再吸収
濾過静水圧差糸球体濾過・限外濾過
能動輸送ATP(勾配に逆らう)Naポンプ・糖再吸収

透析=拡散、限外濾過=圧力差、と対応させて覚える。

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