MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第33回 臨床工学技士国家試験 午前 第89問

医用材料第33回午前

第33回 臨床工学技士国家試験 午前 第89問(医用材料)の正答は 2 です。再生セルロース膜が補体を活性化する主因は、膜表面に露出した多数の水酸基(-OH)。

問題
セルロースによる補体活性化の要因はどれか。
  1. 1. アセチル基
  2. 2. 水酸基
  3. 3. メチル基
  4. 4. 硫酸基
  5. 5. カルボニル基

正答:2番

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解説
■ 正答:2番

再生セルロース膜が補体を活性化する主因は、膜表面に露出した多数の水酸基(-OH)。補体第二経路(副経路)を活性化して生体適合性を低下させる。選択肢2が正答。


【各選択肢の解説】

1. アセチル基 → ❌ 誤り。アセチル化(酢酸セルロース)はむしろ水酸基を覆い補体活性化を抑える方向。

2. 水酸基 → ✅ 正しい。セルロースの遊離水酸基が補体(副経路)を活性化する要因。

3. メチル基 → ❌ 誤り。活性化要因ではない。

4. 硫酸基 → ❌ 誤り。セルロースの補体活性化要因ではない。

5. カルボニル基 → ❌ 誤り。主因ではない。

【試験対策ポイント】

透析膜の生体適合性:

  • 再生セルロース(キュプロファン):遊離-OHが多く補体活性化が強い=生体適合性が低い
  • 酢酸セルロース:-OHをアセチル化し補体活性化を軽減
  • 合成高分子膜(PS・PMMA・PES等):生体適合性が高く現在の主流
補体活性化→白血球減少・アナフィラキシー様反応の一因。

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