MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第33回 臨床工学技士国家試験 午前 第89問

医用材料第33回午前

第33回 臨床工学技士国家試験 午前 第89問(医用材料)の正答は 2 です。再生セルロース膜の表面には水酸基(−OH)が多く、ここに補体成分C3bが結合して第二経路(副経路)が活性化される。

問題
セルロースによる補体活性化の要因はどれか。
  1. 1. アセチル基
  2. 2. 水酸基 ✓
  3. 3. メチル基
  4. 4. 硫酸基
  5. 5. カルボニル基

正答:2番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 50%参考値

16人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:2番 — 水酸基

再生セルロース膜の表面には水酸基(−OH)が多く、ここに補体成分C3bが結合して第二経路(副経路)が活性化される。透析開始直後の一過性の白血球減少の原因になる。


【各選択肢の解説】

1. アセチル基
❌ 誤り。アセチル基は水酸基を置き換えて補体活性化を抑える側の基である。正しくは、水酸基をアセチル基に置換した酢酸セルロース膜は、再生セルロース膜より補体活性化が少ない。
2. 水酸基
✅ 正しい。セルロースの構成単位であるグルコースの水酸基にC3bが結合し、第二経路が増幅されて補体が活性化される(=正答)。
3. メチル基
❌ 誤り。セルロースの補体活性化の要因として挙げられる基ではない。正しくは、補体活性化の要因はセルロースが本来もつ水酸基である。
4. 硫酸基
❌ 誤り。硫酸基はヘパリンなどがもつ陰性の基で、セルロースの補体活性化の要因ではない。正しくは、要因は水酸基である。
5. カルボニル基
❌ 誤り。セルロースの補体活性化の要因として挙げられる基ではない。正しくは、要因は水酸基である。

【試験対策ポイント】

  • 再生セルロース膜:水酸基が多い→補体活性化・白血球の一過性減少が起こりやすい
  • 改良の方向=水酸基を減らす・覆う:酢酸セルロース(アセチル基に置換)、表面修飾したセルロース膜
  • 合成高分子膜(ポリスルホン・PMMA・PANなど)は補体活性化が少ない
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