MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第33回 臨床工学技士国家試験 午後 第4問

医学的基礎第33回午後

第33回 臨床工学技士国家試験 午後 第4問(医学的基礎)の正答は 1 です。繰り返し投与で薬物を代謝する酵素(肝の薬物代謝酵素など)が誘導されると、代謝が速くなり、代謝物として体外への排泄も増える。

問題
正しい語句の組合せはどれか。 薬物A の繰り返し投与によって耐性が生じた状態では、薬物A を代謝する酵素の誘導合成は(①)、薬物A の排泄は(②)。
  1. 1. ①増加して ②増加する ✓
  2. 2. ①低下して ②低下する
  3. 3. ①不変で ②低下する
  4. 4. ①低下して ②増加する
  5. 5. ①増加して ②低下する

正答:1番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 29%難問

31人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:1番 — ①増加して ②増加する

繰り返し投与で薬物を代謝する酵素(肝の薬物代謝酵素など)が誘導されると、代謝が速くなり、代謝物として体外への排泄も増える。血中濃度が上がりにくくなり、同じ量で効きにくくなる(薬物動態学的耐性)。


【各選択肢の解説】

1. ①増加して ②増加する
✅ 正しい。酵素の誘導合成が増えて代謝が進み、排泄も増えるので血中濃度が下がり、効果が弱くなる(=正答)。
2. ①低下して ②低下する
❌ 誤り。代謝も排泄も減ると血中濃度は上がり、効果が強く出る方向になる。正しくは、耐性では酵素の誘導合成が増加し、排泄も増加する。
3. ①不変で ②低下する
❌ 誤り。排泄が低下すると薬物が体内にたまり、効きにくくはならない。正しくは、酵素の誘導合成が増加し、排泄が増加する。
4. ①低下して ②増加する
❌ 誤り。酵素が減れば代謝は遅くなる。正しくは、耐性を生む酵素の誘導合成は増加する。
5. ①増加して ②低下する
❌ 誤り。代謝が進めば代謝物の排泄は増える。正しくは、排泄も増加する。

【試験対策ポイント】

  • 耐性:繰り返し投与で、同じ効果を得るのにより多い量が必要になる状態
  • 薬物動態学的耐性=代謝酵素の誘導で代謝・排泄が増え、血中濃度が下がる
  • 薬力学的耐性=受容体の数・感受性の低下(血中濃度は同じでも効きにくい)
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