MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第33回 臨床工学技士国家試験 午後 第7問

人体の構造と機能第33回午後

第33回 臨床工学技士国家試験 午後 第7問(人体の構造と機能)の正答は 4 です。糸球体濾過量(GFR)の推定には、糸球体で自由に濾過され、尿細管でほとんど再吸収も分泌もされない物質が適する。

問題
腎糸球体濾過量推定に有用な物質はどれか。
  1. 1. ブドウ糖
  2. 2. アミノ酸
  3. 3. Na +
  4. 4. クレアチニン
  5. 5. Ca2+

正答:4番

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解説
■ 正答:4番 — クレアチニン

糸球体濾過量(GFR)の推定には、糸球体で自由に濾過され、尿細管でほとんど再吸収も分泌もされない物質が適する。クレアチニンはこの条件をほぼ満たし、クレアチニンクリアランスとしてGFR推定に広く用いられる。ブドウ糖・アミノ酸・Na⁺・Ca²⁺は尿細管で再吸収されるためGFR指標に不適。よって4番。


【各選択肢の解説】

1. ブドウ糖
❌ 誤り。近位尿細管でほぼ全量再吸収されるため濾過量の指標にならない。
2. アミノ酸
❌ 誤り。近位尿細管で再吸収される。
3. Na⁺
❌ 誤り。尿細管で大量に再吸収・調節される。
4. クレアチニン
✅ 正しい。ほぼ濾過のみで排泄され、内因性物質でGFR推定に適する。
5. Ca²⁺
❌ 誤り。尿細管で再吸収され、ホルモン調節も受ける。

【試験対策ポイント】

  • GFRの最も正確な指標=イヌリンクリアランス(外因性・静注必要)。
  • 内因性で簡便な指標=クレアチニンクリアランス(わずかに尿細管分泌があるためGFRをやや過大評価)。
  • 近年はeGFR(血清Cr・年齢・性別から推算)が臨床で使われる。
  • クリアランス=尿中濃度×尿量/血漿中濃度。
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