第33回 臨床工学技士国家試験 午後 第10問
第33回 臨床工学技士国家試験 午後 第10問(呼吸器系)の正答は 4 です。サルコイドーシスは、全身に非乾酪性類上皮細胞肉芽腫ができる原因不明の病気で、肺では両側肺門リンパ節腫脹(BHL)が特徴である。
- 1. a、b
- 2. a、e
- 3. b、c
- 4. c、d ✓
- 5. d、e
正答:4番
初回正答率 78.6%参考値
14人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
サルコイドーシスは、全身に非乾酪性類上皮細胞肉芽腫ができる原因不明の病気で、肺では両側肺門リンパ節腫脹(BHL)が特徴である。血清ACEの上昇・高カルシウム血症がみられ、自然に軽快する例も多い。
【各選択肢の解説】
a.高カリウム血症がみられることが多い。
❌ 誤り。正しくは、肉芽腫のマクロファージが活性型ビタミンDをつくるため、高カルシウム血症がみられることがある。
b.血清アンギオテンシン変換酵素が低下することが多い。
❌ 誤り。正しくは、肉芽腫の類上皮細胞がACEを産生するため、血清ACEは上昇することが多い。
c.胸部単純X 線写真の両側肺門リンパ節腫脹が特徴的所見である。
✅ 正しい。両側の肺門リンパ節が左右対称に腫れるBHLは、サルコイドーシスの代表的な所見である。
d.組織生検にて非乾酪性類上皮細胞肉芽腫がみられる。
✅ 正しい。乾酪壊死を伴わない類上皮細胞肉芽腫が診断の決め手となる(乾酪壊死を伴う結核との見分け)。
e.自然治癒は稀である。
❌ 誤り。正しくは、特にBHLのみの例では自然に軽快することが多い。
❌ 誤り。a・bとも誤った記述。正しくはc・dの組合せ。
❌ 誤り。a・eとも誤った記述。正しくはc・dの組合せ。
❌ 誤り。bは誤った記述。正しくはc・dの組合せ。
✅ 正しい(=正答)。c・dがいずれも正しい記述である。
❌ 誤り。eは誤った記述。正しくはc・dの組合せ。
【試験対策ポイント】
| 項目 | サルコイドーシス | 結核 |
|---|---|---|
| 肉芽腫 | 非乾酪性類上皮細胞肉芽腫 | 乾酪性肉芽腫 |
| 胸部X線 | 両側肺門リンパ節腫脹(BHL) | 上葉の浸潤影・空洞 |
- 検査値:血清ACE↑・リゾチーム↑・高カルシウム血症、ツベルクリン反応は陰性化しやすい
- 肺以外:眼(ぶどう膜炎)・皮膚・心臓にも病変ができる
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