MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第33回 臨床工学技士国家試験 午後 第12問

人体の構造と機能第33回午後

第33回 臨床工学技士国家試験 午後 第12問(人体の構造と機能)の正答は 5 です。血圧=心拍出量×末梢血管抵抗で、心拍出量は循環血液量に左右される。

問題
血圧上昇の機序として誤っているのはどれか。 a.交感神経の緊張 b.心拍出量の増加 c.遺伝的素因 d.血管拡張 e.腎臓からのナトリウム排泄増加
  1. 1. a、b
  2. 2. a、e
  3. 3. b、c
  4. 4. c、d
  5. 5. d、e ✓

正答:5番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 82.4%参考値

17人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:5番(d・e)

血圧=心拍出量×末梢血管抵抗で、心拍出量は循環血液量に左右される。血管拡張は末梢血管抵抗を下げ、腎臓からのナトリウム排泄増加は循環血液量を減らすので、どちらも血圧を下げる方向に働く。


【各選択肢の解説】

a.交感神経の緊張
✅ 血圧上昇の機序として正しい。α作用で血管が収縮し、β作用で心拍数・心収縮力が増す。

b.心拍出量の増加
✅ 血圧上昇の機序として正しい。血圧は心拍出量に比例して上がる。

c.遺伝的素因
✅ 血圧上昇の要因として正しい。本態性高血圧は遺伝的素因と環境因子(食塩・肥満など)が重なって起こる。

d.血管拡張
❌ 血圧上昇の機序として誤り。正しくは血管拡張は末梢血管抵抗を下げ、血圧を下げる(Ca拮抗薬の降圧のしくみ)。

e.腎臓からのナトリウム排泄増加
❌ 血圧上昇の機序として誤り。正しくはナトリウムとともに水が排泄されて循環血液量が減り、血圧は下がる(利尿薬の降圧のしくみ)。血圧を上げるのはナトリウムの貯留である。

1. a、b
✅ a・bはどちらも血圧上昇の機序として正しい。
2. a、e
❌ aは正しい機序。正しくは誤っているのはeだけで、誤りが2つそろうのはd・eである。
3. b、c
✅ b・cはどちらも血圧上昇の機序・要因として正しい。
4. c、d
❌ cは正しい要因。正しくは誤っているのはdだけで、誤りが2つそろうのはd・eである。
5. d、e
❌ どちらも血圧上昇の機序として誤り(=正答)。正しくはd・eはどちらも血圧を下げる方向に働く。

【試験対策ポイント】

血圧を上げる血圧を下げる
交感神経緊張・血管収縮血管拡張
心拍出量の増加心拍出量の減少(β遮断薬)
ナトリウム・水の貯留ナトリウム排泄の増加(利尿薬)
レニン-アンジオテンシン-アルドステロン系の亢進同系の抑制(ACE阻害薬・ARB)
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