MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第33回 臨床工学技士国家試験 午後 第16問

腎・泌尿器・生殖器系第33回午後

第33回 臨床工学技士国家試験 午後 第16問(腎・泌尿器・生殖器系)の正答は 1 です。腎前性腎不全は腎への血流(灌流)低下で生じる。

問題
腎前性腎不全の原因となる疾患・病態はどれか。
  1. 1. 出血性ショック
  2. 2. 横紋筋融解症
  3. 3. 両側性尿路結石
  4. 4. 造影剤による腎不全
  5. 5. 溶血性尿毒症症候群

正答:1番

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解説
■ 正答:1番 — 出血性ショック

腎前性腎不全は腎への血流(灌流)低下で生じる。出血性ショックは循環血液量減少により腎血流が低下する典型的な腎前性の原因。横紋筋融解・造影剤・溶血性尿毒症症候群(HUS)は腎実質を障害する腎性、両側性尿路結石は尿路閉塞による腎後性。よって1番。


【各選択肢の解説】

1. 出血性ショック
✅ 正しい。循環血液量減少→腎灌流低下=腎前性。
2. 横紋筋融解症
❌ 誤り。ミオグロビンが尿細管を障害する腎性。
3. 両側性尿路結石
❌ 誤り。尿路閉塞による腎後性。
4. 造影剤による腎不全
❌ 誤り。尿細管障害の腎性(造影剤腎症)。
5. 溶血性尿毒症症候群
❌ 誤り。糸球体・微小血管障害の腎性。

【試験対策ポイント】

急性腎不全(腎障害)の分類。

  • 腎前性:腎血流低下(出血・脱水・ショック・心不全)→輸液で可逆。
  • 腎性(腎実質性):尿細管壊死(虚血・薬剤・造影剤)、横紋筋融解、糸球体腎炎、HUS。
  • 腎後性:尿路閉塞(両側結石・前立腺肥大・腫瘍)。
  • 鑑別にFENa(腎前性は低値)や尿沈渣が有用。
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