第33回 臨床工学技士国家試験 午後 第26問
第33回 臨床工学技士国家試験 午後 第26問(計測工学)の正答は 4 です。生体電気信号は微弱(心電図で数mV、脳波で数十μV)で、電極の直流電位や商用交流の雑音に埋もれやすい。
- 1. a、b
- 2. a、e
- 3. b、c
- 4. c、d ✓
- 5. d、e
正答:4番
初回正答率 30.8%参考値
13人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
生体電気信号は微弱(心電図で数mV、脳波で数十μV)で、電極の直流電位や商用交流の雑音に埋もれやすい。増幅器には入力インピーダンス・同相除去比・信号対雑音比は大きく、入力換算雑音・入力オフセット電圧は小さくが求められる。a・b・eは大小が逆にしてある。
【各選択肢の解説】
a.入力インピーダンスが小さい。
❌ 誤り。正しくは大きいことが必要である。電極と皮膚の接触インピーダンスが高いため、入力インピーダンスが小さいと信号が減衰してしまう。
b.入力換算雑音が大きい。
❌ 誤り。正しくは小さいことが必要である。増幅器自身の雑音が大きいと微弱な信号が埋もれる。
c.入力オフセット電圧が小さい。
✅ 正しい。オフセット電圧は出力の直流のずれとなり、高い増幅度で出力を飽和させるので、小さいほうがよい。
d.信号対雑音比が大きい。
✅ 正しい。信号に比べて雑音が小さいほど、波形を正しく記録できる。
e.同相除去比が小さい。
❌ 誤り。正しくは大きいことが必要である。差動増幅器で両入力に同じように入る商用交流雑音(ハム)を除く能力が同相除去比で、大きいほど雑音を除ける。
❌ 誤り。a・bはどちらも大小が逆。正しくはc・dの組合せである。
❌ 誤り。a・eはどちらも大小が逆。正しくはc・dの組合せである。
❌ 誤り。bは大小が逆。正しくはc・dの組合せである。
✅ 正しい(=正答)。どちらも生体電気信号増幅器に求められる条件である。
❌ 誤り。eは大小が逆。正しくはc・dの組合せである。
【試験対策ポイント】
| 特性 | 求められる大きさ | 理由 |
|---|---|---|
| 入力インピーダンス | 大 | 電極からの信号を減衰させない |
| 同相除去比(CMRR) | 大 | 商用交流雑音を除く |
| 信号対雑音比(SN比) | 大 | 波形を正しく記録する |
| 入力換算雑音 | 小 | 微弱信号を埋もれさせない |
| 入力オフセット電圧・ドリフト | 小 | 出力の直流のずれ・飽和を防ぐ |
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