MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第33回 臨床工学技士国家試験 午後 第26問

計測工学第33回午後

第33回 臨床工学技士国家試験 午後 第26問(計測工学)の正答は 4 です。生体電気信号は微弱で、外来雑音や電極間の直流成分に埋もれやすい。

問題
生体電気信号増幅器に求められる条件はどれか。 a.入力インピーダンスが小さい。 b.入力換算雑音が大きい。 c.入力オフセット電圧が小さい。 d.信号対雑音比が大きい。 e.同相除去比が小さい。
  1. 1. a、b
  2. 2. a、e
  3. 3. b、c
  4. 4. c、d
  5. 5. d、e

正答:4番

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解説
■ 正答:4番 — c、d

生体電気信号は微弱で、外来雑音や電極間の直流成分に埋もれやすい。よって増幅器は入力オフセット電圧が小さく(c)、信号対雑音比(SN比)が大きい(d)ことが求められる。入力インピーダンスは大きく、入力換算雑音は小さく、同相除去比(CMRR)は大きいのが望ましいので、a・b・eは条件として誤り。したがってc・dで4番。


【各選択肢の解説】

a. 入力インピーダンスが小さい → ❌ 誤り。大きいことが必要(電極からの微弱信号を減衰させずに受ける)。

b. 入力換算雑音が大きい → ❌ 誤り。小さいほど微弱信号を正しく増幅できる。

c. 入力オフセット電圧が小さい → ✅ 正しい。直流ドリフトが少なく安定。

d. 信号対雑音比が大きい → ✅ 正しい。雑音に対し信号が明瞭。

e. 同相除去比(CMRR)が小さい → ❌ 誤り。大きいことが必要(同相の商用交流雑音を除去)。

よって正しい条件はc・d → 選択肢4番が正答。


【試験対策ポイント】

生体信号増幅器(差動増幅器)に求められる特性。

  • 入力インピーダンス:大(電極・生体の高インピーダンスに対応)
  • CMRR(同相除去比):大(ハム=商用交流50/60Hzの同相雑音を除去)
  • 入力換算雑音:小オフセット電圧・ドリフト:小
  • SN比:大、適切な帯域(心電図0.05〜100Hz等)
  • CMRRはdBで表され、大きいほど同相雑音除去が良い。
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