第33回 臨床工学技士国家試験 午後 第28問
第33回 臨床工学技士国家試験 午後 第28問(生体電気・磁気計測)の正答は 4 です。脳磁図(MEG)は神経活動の電流が作る極めて微弱な磁場を、SQUID(超伝導量子干渉素子)で検出する。
- 1. a、b
- 2. a、e
- 3. b、c
- 4. c、d ✓
- 5. d、e
正答:4番
初回正答率 27.3%参考値
11人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
脳磁図(MEG)は神経活動の電流が作る極めて微弱な磁場を、SQUID(超伝導量子干渉素子)で検出する。SQUIDは超伝導状態で働くため液体ヘリウムで冷やす。磁場は頭蓋骨や頭皮の導電率の影響を受けにくいので、電位を測る脳波より発生源を正確に推定できる。
【各選択肢の解説】
a.脳磁場検出にはホール素子を用いる。
❌ 誤り。正しくはSQUIDを用いる。ホール素子は感度が低く、地磁気よりはるかに小さい脳磁場は測れない。
b.計測には静電シールドルームが必要である。
❌ 誤り。正しくは地磁気や周囲の機器の磁気雑音を遮る磁気シールドルームが必要である。
c.センサの冷却には液体ヘリウムが必要である。
✅ 正しい。SQUIDは超伝導状態でしか働かないため、液体ヘリウム(約4 K)で冷却する。
d.脳磁図の空間分解能は脳波より高い。
✅ 正しい。脳波は頭蓋骨などで電位がにじむが、磁場はその影響を受けにくいため、電流源の位置をより正確に推定できる。
e.頭皮に垂直な電流双極子による磁場を検出している。
❌ 誤り。正しくは頭皮に平行(接線方向)な電流双極子による磁場を検出している。頭皮に垂直(放射方向)の電流双極子が作る磁場は頭の外にほとんど出ないため、脳磁図では捉えにくい。
❌ 誤り。a・bはどちらも誤り。正しくはc・dの組合せである。
❌ 誤り。a・eはどちらも誤り。正しくはc・dの組合せである。
❌ 誤り。bが誤り。正しくはc・dの組合せである。
✅ 正しい(=正答)。どちらも記述どおりである。
❌ 誤り。eが誤り。正しくはc・dの組合せである。
【試験対策ポイント】
| 項目 | 脳磁図(MEG) | 脳波(EEG) |
|---|---|---|
| 測るもの | 磁場 | 電位 |
| センサ | SQUID(液体ヘリウム冷却) | 頭皮電極 |
| 捉えやすい電流 | 頭皮に平行(接線方向) | 平行・垂直の両方 |
| 空間分解能 | 高い | 低い |
この問題でつまずいた範囲は、ME国試ノート「生体計測装置学」でまとめて復習できます。計測工学・生体電気磁気・生体物理化学・医用画像計測の頻出を整理。赤シート・覚えたチェック・印刷に対応。
▶ 「生体計測装置学」第2章を開く(買い切り850円)- 📚9年分・1,620問をスマホでそのまま演習
- 🎯間違えた問題だけ自動でピックアップして復習
- 📈正答率と苦手な科目をグラフで可視化